こんばんわ、きしやんです★
先日、人生初のコツコツ東京に参加した際、 投資を始めて間もない人共通の悩みが
「自分の投資手法は正しいのか?」でした。
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それも確かに大事なのですが、それよりもっと重要なのが
・収入ー支出の余剰に対して
・資産全体に対する人生のライフステージに対して
いくらまでなら投資に廻せますか?その投資に廻したお金が10年近く
含み損を抱えても大丈夫ですか?
そう。己のリスク選好度&リスク許容度から株式の保有割合を検討するアセット
アロケーションです。
しかしこれから投資を始める人。まだ初めて間もない人に対しては、株式への投資
金額は、想定したリスク許容度の0.8倍ぐらいにすることをお勧めします。
1.アセットアロケーション検討のプロセス 損失額を可視化する
資産形成に関する本や有名なブロガーさんの記事でも、各アセットクラスに於ける
リスクの2倍ぐらいの損失に耐えれるように事前に検討しましょうって書かれて
いると思われます。
ここから、具体的なプロセスを記載します。
myINDEX等の情報サイトで、自分が構築したいアセットアロケーションを入力すると
過去何十年かの平均リターンとリスクが表示されます。
myINDEXで概ね世界時価総額比率を入力すると下記値が出力されます
平均リターンが+5.2%で、68%の確率で上下18.2%の変動することが分かります。
これを棒グラフにすると
仮に100万円投資していたらマイナス13万円の損失にことが想定できるのですが、
一般的にリスクを検討しておくには2標準偏差=±36.4%の変動があることを視野に
入れておく必要があります。
これで、100万円投資していた場合、95%の確率で-31.2%(31.2万円)の損失まで
変動する予測が経ちます。この手法を、金融用語で平均分散アプローチといいます。
ではこの予測結果から世界時価総額比率で投資をしている場合、元本に対して
どこまで損失が大きくなるか可視化します
当然ながら元本に対して固定の変動率を掛けますから、元本が大きい程損失額が
大きくなります。
※実際の積み立て投資の場合、配当を含めるから損失額はもう少し低くなります
さてこの想定した損失が、冒頭で説明した
・収入ー支出の余剰に対して
・資産全体に対する人生のライフステージに対して
これに対して耐えれるのか?
これを判断するのがリスク許容度からアセットアロケーションを検討するという
流れになります。
※リスク許容度:損失を給与等の収入で 補填できる能力のこと
2.自分の選好度は、実際に投資しないと分からない
リスク選好度:損失に対するメンタルタフネス
資産形成の書籍や有名ブロガーさんの記事などで勉強した人は、これらのアプローチを
実施したと思われます。
しかしですね、実際に投資を開始して初めて含み損を抱えると、自分のリスク選好度の
低さに気付きます。これはプロスペクト理論で証明されるのですが、人は同じ金額の
損益(横軸)なら、心理的なダメージ(縦軸)は損失を被った時の方が大きいからです
私がバイクで山(峠)遊びをしていた時、先輩に言われた言葉で今でも覚えてるのが
あります。一語一句はもっと荒い表現でしたが、ニュアンスとしてはこんな感じでした
おまえが(頭で)100%と思って走ってる時、実際は限界以上の
走りをしてる事になるから、何かアクシデント(操作ミスや、はみ出て
曲がってくる車)が起こったらリカバリーできない=事故る。
自分が80%と思って走ってる時が、スキルの100%で走れてる
状態だ。
だから練習で山(峠)を走るときは、常に60%ぐらいの気持ちで走れ。
そうするとスキルに20%の余力が残るから、アクシデント があっても
リカバリーできる
先輩から教わったこの言葉は、とても大事なことを示唆しています。
それはバイクと金融、形は違えど我々は自分のスキルを過大評価する傾向があると
いうことです。
スポーツなんかが良い例ですが、イメージに対してスキルが伴わないから練習して
イメージに近づけるのと同じで、投資の世界も損失に対するリスク選好度は、
市場に居続けることで少しずつ上昇していきます。
だから、投資を初めて間もない人に対しては、株式への投資金額は、想定した
リスク許容度(選好度)の0.8倍ぐらいにすることをお勧めするのです。
チャールズ・エリスが『敗者のゲーム』で言っていたことがよく分かります
長期投資における最大のリスクは、インフレと、投資家自身が感情に
左右されることで生み出す不要なリスクである。
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