こんばんわ
第1回コツコツ熊本の際、私のブログを見てくださっている参加者の人から
「eMAXIS Slim全世界株・・・と言っても3地域均等を記事にしなかったのは
なぜですか?」と聞かれました。
基本的に私は日本株式に投資をするつもりがない・・・いや、正確に言うと
日本の株価指数であるTOPIXや日経225に投資をしたくないので、アセット
アロケーションは日本を除いた世界時価総額比率=MSCI ACWI(除く日本)を
目標指数としたインデックス投資をしております。
なもんで日本株式が1/3も含まれているeMAXIS Slim全世界株(3地域均等型)に
全く興味がないから触れてなかったのですが、効率的フロンティア曲線を
自作してみたところ、この3地域均等型ってのは非常に効率的な配分だということが
分かりました
さてこの効率的フロンティア曲線の詳細は下記記事を参照してもらうとして、
赤・黄・オレンジの三色に分けたプロットはマーケットポートフォリオとは
異なるものの、ほぼ世界時価総額比率に該当します
www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com
そしてこの3つのプロットはそれぞれ
黄色:3地域均等=eMAXIS Slim全世界株(3地域均等)
オレンジ:野村つみたて外国株投信&eMAXIS Slim全世界株(除く日本)
となります。
eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)は効率的フロンティア曲線上に
プロットされてますので、全世界株の名を持つインデックスファンドの中で、
もっとも効率的なインデックスファンドとなることが分かりました。
ちなみのこの3地域均等型に近いポートフォリオをされているのが、
「著書:ズボラ投資」の著者であり有名な投信ブロガー「吊ら男」さんです
吊ら男さんはかなりの論客として有名ですので、御本人はざっくりこんな感じにしてる
と言われてますが、実際は効率的フロンティアを追求した結果なのでは
ないでしょうか?
・・・・。
しかし、eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)に支持が集まるとは思えません。
いくらeMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)が効率的な資産配分だとしても、
やはり日本という1国の割合が高すぎると感じるからです。
チャールズエリスは「著書:インデックス投資入門」の<第8章リスク管理に役立つ>
の中で、偏った資産配分に対して、下記の様に書いています。
よくできたインデックスファンドのような市場全体の構成から自分の
資産配分が離れてしまっていると、離れてしまっている分だけ追加的な
リスクを負うことになる。
小型株や新興国株、高配当株やハイテク株など、自分がこれだと思う
株を市場の示す配分比以上に買うと、その判断を間違うリスクを負う
実際にeMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)の資金流入は芳しくありません。
・eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型):1.15億円
・eMAXIS Slim全世界株(除く日本):3.14億円
双方ほぼ同じ時期ぐらいに持ち出し0.1億円でファンドの運用を
スタートさせましたが、差は歴然です。
eMAXIS Slim全世界株(除く日本)はファンド設定1ヶ月足らずで3億円超えですので、
3地域均等型の人気がないことがわかりますね。
3地域均等型が理論的に素晴らしいのは分かるのですが、日の目を浴びることなく
償還されていきそうな気がします・・・
私が利用する事はないでしょう。
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