Fund of the Year 2014から三連覇、Fund of the Year 2017では二位になった
大人気・常勝の<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの
運用報告書全体版がUPされました。
え~結論から言いますが、純資産総額700億円近い巨大ファンドに成長しても、
相変わらず運用コストは非常に高い!
ではさっそく、常勝ファンドの運用成績を見てみましょう!!
運用コスト観点
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株インデックスファンドの
信託報酬は0.215%(上の赤線部位)です。
しかし、その他の運用コストを積み重ねると、1万口当たりの追加コストは
0.1%(青枠内)発生しており、
これを信託報酬0.215%(赤線部位)に加算した
下段赤枠内の0.315%が、ニッセイ外国株インデックスファンド1年間に
払っている実質コストです。
King of 安定運用の、たわらノーロード先進国株の運用報告書と比較してみましょう
たわらノーロード先進国株の実質コストは0.281%で、自室コストから
信託報酬を引くと運用での追加発生コストは0.038%と、ニッセイの半分以下です。
運用コスト観点で見ると、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式
インデックスファンドは、相変わらず運用コストが高いです。
信託報酬値下げ後を考慮した、先進国株インデックスファンドの、実質コスト
ランキングが下記表です。
ニッセイさん、運用コストが0.019%改善したとは言え、ドン欠からの
脱却にはまだまだ遠いですね。
それにしても純資産総額が700億円近くある巨大ファンドにも関わらず、
この成績は「相変わらず」微妙です。
ベンチマークとの乖離観点
ニッセイ外国株式インデックスファンドの目標指数はMSCI-コクサイ(配当込み)
なので、先進国の株価経済指数の成長分に、しっかり追従した運用が
出来ていますね。
モーニングスターのチャートグラフで、たわら先進国株とも比較したかったのですが、
グラフが表示されない・・・
トータル1年リターンで見ても、両ファンドとも指数に対して-0.77%程ですが、
実質コストはたわら先進国株の方が優秀なので、個人投資家にとっては
実質リターンはたわら先進国株が高いことになります。
<まとめ>
交付目論見書でもモーニングスターでも、信託報酬とは別に実質コスト&
推定実質コストを記載してほしいですね。
モーニングスターの上記表に記載されてる「経費率」が近い値になりそうです
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