親が子に教えよう!お金と資産形成の世界☆

熊本県菊池郡某所に住む、金融業会とは無縁な職種の会社員です。 人生100年時代といわれる世の中を生きていくため、学校はおろか親からも教わったことのない『お金と資産形成』という世界を我が子に教える為、自ら学び・実践しております。 このブログは、その軌跡とアウトプットの集合体です

サテライト・ポートフォリオで市場平均+αを狙えるか!?

    

 


 

 

こんばんわ。

 

私はポートフォリオのシンプル化を重要視しておりますが、私も人の子ゆえ

市場平均に+αのリターンが欲しくなる時があります。

 

しかし私はかなりのチキン野郎なので集中投資には踏み切れないことから、

コサ・サテライト投資の一環で2週間ほど前からサテライト部分に新興国株式を

オーバーウェイトするポートフォリオを組みだし始めました。

 

結論から言うと

・期待リターンが高い市場を買う

・市場が明らかに魅力を失った反応を買い起点とする

・出口戦略は、その資産クラスが再び脚光を浴びだした時

 ・サテライトポートフォリオは、ポートフォリオ全体の15%までとする

 

 

1.コア・サテライト戦略とは?

野村證券用語解説集:コア・サテライト戦略 

有する資産をコア(中核)部分とサテライト(衛星)部分に分けて

考え運用すること。コア部分は長期かつ安定的に運用し、

サテライト部分はコア部分よりも高いリターンを求めて積極的に

運用する。コア部分とサテライト部分をバランスよく保有することで、

資産全体としてのリスクやコストを抑えつつ、市場平均よりも大きい

リターンの確保を目指す

 

きしやん家の積立て投資に於けるコア部分は言うまでもなく、野村つみたて外国株投信

です。このコア部分が変わるときは、より超低コストな日本を除く世界時価総額比率の

株式インデックスファンドが登場する時でしょう。

 

 

2.サテライト部分は、期待リターンの高い市場をオーバーウェイトする

超過リターンを狙うにはいくつかのアプローチがあります。

 ①特定の個別株

 ②特定セクター

 ③特定国

 ④特定市場

 

私はチキン野郎なもんで個別株は恐くて手が出ないから、①は無し。

 

特定セクターに投資しようとすると、日本投資信託は信託報酬が高すぎるし、

海外ETFはドル転や確定申告での外国税控除など手間が増えるから・・・

よって、②・③も無し。

 

そうなると、④の特定市場で投資するしかありません。

 

世界時価総額比率のインデックスの中で、特に期待リターンの高い市場が下記2つ。

 

 ①アメリカ:効率的な株式市場と世界時価総額に占める割合

 ②新興国:経済は不安定ながらも、過去何度も爆発的なリターンを発揮

 

ではこの二つの相場はどうなのか?S&P500とバンガードETFのVWOの週足

チャートを見てみましょう

 

f:id:kishiyan_y:20181216200105p:plain

※日付が古いのは、サテライト・ポートフォリオ を検討していた時だからです

 

最近のニュースではNYダウが数百ドル下落!なんてよく聞きますが、S&P500の

週足チャートを見る限り50日移動平均線の上昇がギリギリ止まったかな?レベルであり

200日移動平均線はまだ上昇を続けています。

 

つまり、アメリカ市場はまだ魅力的ではない。

 

しかしながらVWOのチャートを見ると200日移動平均線も下がりだしてたので、

新興国市場は下落トレンドに入っている可能性がありました。

 

とは言っても単なる調整の可能性が払拭できず、私は迷う日々を過ごすことに・・・

 

3.いつサテライトポートフォリオを買い出すのか?

これがとても難しい。なんせ株式市場の予測はほぼ不可能ですから。

 

しかしハワード・マークスは著書『市場サイクルを極める』にて、「予測は不可能。

でも準備は可能」と説いています。

 

市場にはおおよそのサイクルが存在し、そのサイクルの局面ごとに市場では景気・

企業利益・投資家心理の決まった反応があるそうです。

 

投資の格言に「頭と尻尾はくれてやる」ってのがありますので、安易な考えでは

ありますが、下記表のdで始めてhで終わるのを計画してます。

f:id:kishiyan_y:20181212114535p:plain

 

では実際に市場サイクルdではどの様な反応があるのかを、ハワード・マークスの

著書『市場サイクルを極める』より、見てみたいと思います

※著書の文言を加筆・修正してます

 

<下降局面> d

①景気が後退し、後ろ向きなニュースが流れる

②企業利益が横ばいか減少になり、予想を下回る

③メディアが悪いニュースばかりを報じる

④証券相場が弱含む

⑤投資家が警戒心を高める

 

上記内容を基に株式相場を静観していたら、ブルームバーグやThe Financial Pointeに

下記記事が掲載されていました

 

www.bloomberg.co.jp

 

www.financialpointer.com

 

サイクルの最高点を過ぎた後で起こる反応の内、新興国市場は既に

 ④証券相場が弱含む

 ⑤投資家が警戒心を高める=Twitterでも一部の新興国株式派を除くと、誰も

              新興国市場の話をしていない

 ③メディアが悪いニュースばかりを報じる

 ①景気が後退し、後ろ向きなニュースが流れる

 

4つも該当しているので、新興国市場はサイクルのdに来ていると判断しました。

よって、eMAXIS Slim新興国株式インデックスファンドをサテライトとして買い

出しております。

 

しかしサテライト投資ゆえ長期保有する予定がないので、特定口座で買い付けです。

よって、税引き後リターンが世界時価総額比率インデックスに対してアウト

パフォームできるかは怪しいです。

 

4.サテライト投資はどれぐらいの額?いつまでやるの?

私は世帯の資産運用を妻から一任されているので、運用方針はあくまで野村つみたて

外国株投信を毎営業日買い付けするだけです。

 

ここにサテライトポートフォリオを組み込むので、己の私情を挟むと悲惨な結果に

なることが予想できます。

 

よってきしやん家の投資ルールとして、アメリカ市場+新興国市場のオーバー

ウェイト分はリスク資産の15%をMAXとし、概ね10%付近を狙って投資して

いきます。

 

 ではいつまでサテライト投資をするのか?

 

ここも、ハワード・マークスの市場サイクルにて起こる現象を基に考えてみましょう

f:id:kishiyan_y:20181212103719p:plain

<上昇相場>g・h

・景気拡大により良いニュースが続く

・企業利益が予想を上回るペースで拡大

・メディアが良いニュースばかり報じる

・証券相場が今強含む

・投資家が強気になり、楽観的になる

・投資機会に対して、需要が供給を上回る

 

ブルームバーグやロイターにて、これらの反応が新興国株式市場・アメリカ株式市場で

見られるようになったら、売却しようと思います。

 

最高値での売却なんて狙いません。分からんし。

 

 

<ちなみに>

 アメリカ市場のオーバーウェイト開始は、まだまだ先です。

新興国株市場は下落相場入りしてる可能性があるので、気長に相場が回復するのを

待とうと思います。

 

それで世界時価総額比率インデックスに勝てるかは不明ですが・・・

※しかも課税口座。。。

 

 

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