こんばんは、きしやんです。
今から2年ぐらい前に、世界に通用する一流の育て方という本を読みました。
著者は英会話スクールを経営する傍ら、子供を独学でハーバード大学に進学させています。本書は勉強法の本ではなく、一般教育はあくまでも学校や塾に外注するというスタンス。むしろ、家庭学習の重要性を説いておられます。
特に重要視されているのが、自分の国の文化を知ることで、外国文化を受け入れ、母国を大切さ。母国を外国の人たちに伝えられる教養を身に着けさせることが、勉強よりも大切だと言われていました。本書より引用します
子供たちは季節や旬の変化に敏感ですから、大人が思ってる以上に様々なことを吸収します。これから国際化がいっそう進むと、自国の伝統や文化をアイデンティティとして重んじる姿勢が求められてきます。また、そうすることで他国の伝統や文化を尊重する気持ちが生まれてきます。
この言葉に、唸らさせられました。
私は幼少期、学校での日本文化のイベント行事はとてもつまらなく感じていましたが、大人になった今こそ、その重要性を実感できるものです。
今回は現在住んでいる熊本に於ける、伝統文化と子育てのお話になります。
どんど焼きとは?
竹を下記のように組み上げて、門松、しめ縄、破魔矢などの「正月飾り」や「書き初め」を焼く儀式のようなイベントです。
どんど焼きは地域によって下記のような特色があるそうです
・どんど焼きの火で焼いたお餅を食べる
・1年の病を除くために灰を持ち帰り自宅の周りまく
・書き初めを燃やした時の炎が高く上がれば字が上達するといういわれがある
・だるまを燃やす
・神社以外でも小学校などの子供会の行事として行われる地域もある
ちなみに、アイキャッチ画像に用いたのは、妻の地元の名物『どんどん焼き』ですw
人生初のどんどん焼きを、家族で見に行った
実家の高槻(大阪)で、どんどん焼きのような行事を見たことがなく、熊本に住んで10年程経ちますが、目の前で1度も見たことがありませんでした。
今年度はたまたま自治会のどんどん焼きの行事に関わることがあり、初めて目にする機会に恵まれたのです。日本の伝統的な行事らしいのに、37年も生きてきて知りませんでした。
子供にとっての文化遺産
文化遺産なんてたいそうなこと書きましたが、百聞は一見に如かず。
やはり現物を見て欲しかったのです。なぜ竹なのか?お正月の時に、なぜ竹を切って飾ってるのか?そしてそこに、松の木があるのはなぜか?
など、言われないと知れない事って、たくさんあります。
そして得てして、そういう話って地味でつまらない。しかし文化とは、そういうものなのです。
家のように大きなどんど焼きのやぐらが、自分たちより大きな炎に包まれて、大きな音をたてて崩れていく。何気ない日常の中からの学びが、子供たちが大きくなって異文化に触れた際、日本の文化との違いを思い出してくれたら良いなと。
世界の広さを知る前に、母国の文化を伝えるのも、親が子に教える大切なことですね。
どんど焼きを前に、改めて実感した1日でした。
それでは皆様、良い投資ライフをお過ごしください☆
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