おはようございます
上記記事の内容を軽く要約すると、仮想通貨取引所のコインチェックから、
NEMという仮想通貨580億円分が外部からの不正アクセスで消えてしまいました。
資産を手間&コスト的にネットワークから隔離して保存せず、常時接続状態だったのを
パクられたそうです。
メディアはコインチェックの管理・セキュリティ体制を執拗に攻めていますが、
私はこの報道をどうも冷めた目で見てしまいます。
私は仮想通貨に詳しくないので、NEMっ仮想通貨の存在も今回のニュースで
初めて知りました。
NEMを軽く調べてみると、仮想通貨時価総額ランキングで9位、ビットコインと
比較すると2桁以上の差異があるので、仮想通貨の中ではマイナーな
分類になるのでしょうか?
ビットコインですら取扱店が少ないので、NEMなんて仮想通貨は、
「支払通貨」としての価値はないのが実態でしょうね。
そもそも仮想通貨の取引所が少ないので、海外の人が円建てで購入してる可能性も
ありますが、NEMを保有している割合5割が、ビットコインを利用しています。
そのビットコインのJPY割合が4割って事は、NEMの63%程が日本円で
占めていることがわかります。
そんな通貨として利用価値がほとんどないにも関わらず、上記JPY保有者の大半が
日本人だとしたら、マジで呆れてしまいます。
日本人は特にお金の話を嫌う傾向があるので、節約思考の現金預金主義民族です。
金融資産の割合は欧米諸国と比較するとそれが見て取れます
でも不思議なのは、「投資は危険、ギャンブルだ」という意識を持っているのにも
関わらず、パチンコ屋には休日も朝から車がとまってます。
そして年末の宝くじ売り場には長蛇の列。
www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com
やっぱり、日本人は投資嫌いの投機好きとしか思えない・・・
パチンコも宝くじも、参加者が出したお金を誰かが勝ち取っていくゼロサム
ゲームですので、全員が幸せになることはできません。
そして今回の仮想通貨NEMですが、消えた日本円が580億円。
日本人は投資を「危険」「嫌らしい」と毛嫌いするのに、通貨としての
利用価値がないNEMに大金を投入できる日本人って、どこまでギャンブルが
好きなのか呆れてしまいました。
別に仮想通貨買ってる人全員に言ってる訳ではなく、遊び代程度にお金を
投入していて、それがゼロになっても問題ない人ならいいんですよ。
仮想通貨はただの「データ」ですので、そもそも消失するシステム的な
欠点があります。
ビットコインも何年か前に、そんなことありませんでしたっけ?
にも関わらず、それを軽視して仮想通貨が無くなったから大騒ぎするほどの大金を
投入している人を見ていると、アホすぎると思ってしまうんですよ。
NEMを100万円分保有していても、参加者の思惑で価値が変動するでしょうが、
NEM単独が成長して何かを生み出す訳ではありません。
ブロックチェーン技術の将来性には期待していますが、投機はほっておくと
どんどん過熱していく恐れがあるので、今回の事件を発端にますます国の
規制が厳しくなっていくでしょう。
そうなると仮想通貨としての存在が消えていくのも時間の問題ですね。
メディアも、コインチェック社の不備ばっかり報道せずに、仮想通貨の
現状・利点・危険性をもっと語ってほしいもんです。
投機を全否定する気はありませんが、それよりは国が国策として推し進めている
iDeCoやNISAで、株式・債券等を通じた全うな「投資」をしましょう。
私は毎日積立している「野村つみたて外国株投信」を通じて、世界中の株式へ
分散投資をしています。
つまり私は仮想通貨を運用している会社にも投資をしていることになりまので、
私が仮想通貨に関わるのは、それぐらいで十分満足です。
なんにせよ、人に説明できない物には手を出さないのが鉄則。
そして、不正アクセスして持っていった奴が一番悪い。
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