こんばんは、きしやんです。
FRBは新型コロナウイルスによる経済刺激策として、FFレートを約2年間ほどゼロ%の水準にしました。それが先日のFOMCにて、0.25%の利上げを実施。それに伴って米国債短期の金利も長期の金利も上昇始めていますね。
しかしながらFRBが直接操作できるのはFFレートだけであり、そのFFレートに強く影響受けるのは短期国債の利回りになります。
FFレートと短期債・長期債の関係性まで話しだすと2000文字級になってしまうから割愛しますが、Twitterなどでは『FFレート上げたら株価が耐えきれなくなって暴落する』って風潮がありました。
しかしここ数日、株価は好調に上昇してます。
上記風潮は噂だったのでしょうか?
実はそうじゃないんですよね。
今回の記事では過去のFFレートとS&P500の関係性を見てみたいと思います
下記チャートは、FF実行レートになります。
チャートが大きく上下しているのは、FRBが景気刺激策にてFFレートを上げ下げしているからです。
このグラフに同一期間のS&P500を重ねたいと思います。
FREDのこのサイトだとS&P500を重ねるとなぜか表示期間がおかしくなるので、並列表記で勘弁ください。
FRBがFFレートを引き上げてる区間を、オレンジの網掛けにしました。横軸の期間は合わせてます
言える事は二つあります
①FFレートを引き上げてる最中、S&P500は上昇傾向にある
②FFレートを引き上げ終わってから、大きな株価下落が起こりやすい
って訳ですね。
よって、ここ数日の株価高騰の流れはなんら不思議ではありません。
そして過去の結果が未来を決める訳ではないものの、未来を予測するにあたっては過去をある程度参考にする必要があります。
つまり年初からの相場軟調やFFレート引き上げの流れで全下りしてしまうと、この先の上昇相場を完全に取り逃しかねないということです。
それよりむしろ、FFレートを上げ切ってからの方が要注意ですね。
相場が荒れたり、金融メディアがいろいろ報じるとポートフォリオを弄りたくなりますが、バンガード創業者ボーグル氏の言葉を借りると
何もするな、そこにろ
なんですよね。
何もするなというのは思考停止で傍観しろって意味ではなく、自身にとって適切なアセットアロケーションを維持せよって事です。
なぜなら投資リターンの9割は、アセットアロケーションが決めると言われてますからね。
以上です。
それでは皆様、良い投資ライフをお過ごしください☆
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