親が子に教えよう!お金と資産形成の世界☆

熊本県菊池郡某所に住む、金融業会とは無縁な職種の会社員です。 人生100年時代といわれる世の中を生きていくため、学校はおろか親からも教わったことのない『お金と資産形成』という世界を我が子に教える為、自ら学び・実践しております。 このブログは、その軌跡とアウトプットの集合体です

市場の入場料とは ~サイコロジー・オブ・マネーより ②~

           [モーガン・ハウセル, 児島 修]のサイコロジー・オブ・マネー――一生お金に困らない「富」のマインドセット

 

こんばんは、きしやんです。

昨日に引き続き、サイコロジー・オブ・マネーから大切な部分を紹介したいと思います。

 

投資でリターンを得るには、日々の価格変動・それに伴う恐怖感や疑念、結果の不確実性などを受け入れる必要がありますね。

上記要素は事前に頭でわかっていても、実際に体験するまで気づきにくいのが事実です。そして多くの人が投資リターンを、タダで得ようとする心理が働きます。

しかしながらそれは万引きと同じです。投資の世界に限らず、この世にフリーランチは存在しないのです。

さてサイコロジーオブマネーで面白い三択が出てきます。

①3万ドル払って新車を購入する

②もっと安い中古車を探す

③盗む

 

ふつうに考えて、③はあり得ないですよね。

では先ほどの三択を、下記のようにするとどうでしょう?

① 代償を支払い、ボラティリティや混乱を受け入れる

② 中古車を買うように、利回りは少ないが安定した投資資産を探す

③ 車を盗むように、リターンは得てもそれに伴うボラティリティは避けようとする

 

投資の世界においては、なぜか③を選択する人が多いのです。

この世にフリーランチは存在しないにも関わらず、投資の世界に於いてはなぜか、フリーランチを求めようとします。なぜなのでしょうか?

 

サイコロジーオブマネーでは、下記のように表現しています

投資で成功するために必要な代償は、わかりにくいからだ。目に見える値札はついておらず、請求書を提示されても、良いものを手に入れるために支払うべき料金のようには感じられない。むしろ、何か間違ったことに対する罰金のように感じる。 人は料金を支払うことには抵抗を覚えないが、罰金は嫌う。だから先回りして、できる限り罰金を避けようとする。

 

つまり自分の投資資産が減ることを罰金のように感じてしまっている人は、自然と投資の代償を避けようとするのです。

しかし大切なのは、日々の価格変動・それに伴う恐怖感や疑念、結果の不確実性を受け入れるのは罰金ではなく、将来得られるかもしれない利益に対して、最初に支払わないといけない手数料なんですよね。

サイコロジーオブマネーでは市場の入場料と表現しています。

ではその入場料を罰金と受け取らないようにするにはどうすればいいのでしょうか?本書より引用し、終わりにしたいと思います

「市場の入場料には支払うだけの価値がある」と自分自身を納得させることだ。それが、ボラティリティや不確実性と正しくつき合う唯一の方法になる。ただ我慢するのではなく、支払う価値のある入場料であると認識するのだ。 ただし、必ず報われる保証はない。ディズニーランドにも、雨が降ることがある。 それでも、入場料を罰金と考えていては、せっかくのマジックは楽しめない。 何かを得るためには、その代償が何かを見極め、それを支払うことが必要なのだ。

 

以上です。

それでは皆様、良い投資ライフをお過ごしください☆

 

 

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