こんばんは、きしやんです。
日本経済新聞電子版にて、市場再編に伴って現行TOPIXの銘柄絞り込みを行う計画が書かれています。
会員向け記事なのでグラフなどの詳細は転載しませんが、概要を一部引用しますね
東証は今回の市場再編に伴ってTOPIXの改革に踏み込む。流通時価総額で100億円以上の銘柄を採用する新たな基準を設け、流動性の低い銘柄を構成銘柄から段階的に除外していく。
問題は流通時価総額100億円以上にの銘柄に絞り込んだとして、どれほどのリターンに繋がるのでしょうか?
記事内では日経ヴェリタスとQUICKが過去5年に遡って週次リターンを集計したところ、現TOPIXが42.81%だったのに対し新TOPIXは44.40%と現TOPIXを上回ったそうです。
・・・。
意味ないやん。
年率リターンが1.6%改善!なら拍手なんですが、5年のトータルリターンが1.6%プラスですからね。ほとんど誤差みたいなもんやん。
添付記事には新TOPIXがプライム市場の指数になるとは書いてませんが、狙いはほぼそれでしょう。そもそもプライム市場の狙いってなんだっけ?
資料を一部抜粋したいと思います。
たしかプライム市場って上場基準に満たない企業ですら、申請すればしばらく残留できるんですよね?
そんな甘々な基準の市場で、投資家との建設的な対話ができるのでしょうか?
S&P500に採用される企業のような、中長期的な企業価値向上への積極的な取り組みができるのでしょうか?
やはり最低限、プライムという名を冠するのなら四半期決算での黒字基準とか入れる必要がありそうですけどね。会社で上司からKPIは!?って言われるアレですよ。
株価とはEPS(収益)×PER(期待)に分解されるので、少なくとも前者のEPSに該当する縛りは必要でしょう。
今回のQUICKと日経ヴェリタスの検証結果からも、TOPIXにパッシブ運用する投資銘柄は持つ必要がなさそうに感じました。
以上です。
それでは皆様、良い投資ライフをお過ごしください☆
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