こんばんは、きしやんです。
上記アイキャッチ画像はS&P Globalのサイトにて集計されている、10年間における日本の大型株を運用するアクティブファンドが、S&P TOPIX150に対しての優劣を表しています。
ご覧の通り、アクティブファンドの約80%が、市場平均に負けたことを意味します。
比較期間を1年間にすると、市場平均に勝っているアクティブファンドは42%まで上昇するのですが、やはり半分以上が負けていることになります。
当然っちゃ、当然ですね。市場平均ってことは極論、半分が負けてる訳で、さらにそこから手数料を差し引くと、アクティブファンドはさらに負けていく方向になります。
過去の運用成績が将来の成績を保障しない中、長期的に勝ち続けれるアクティブファンドって見つけられるのでしょうか?
結論から言うと、良い成績を残してきたファンドは、だいたい良い成績を残し続けてくれるというのが少しだけ見えてきます。
どなたかの本で読んだことあるのですが、長期的に勝てるアクティブファンドを事前に見つけることは困難ですが、長期的に勝てないアクティブファンドを見つけることはできるそうです。その条件が
・信託報酬がバカ高い
・短期の成績でインデックスに勝ててない
・時代のテーマを追ったファンド
・売買頻度が高い
だったと記憶してます。
そして上記四点の条件って、目論見書をみればだいたい確認することができるんですよね。そしてこれらの条件をフィルタリングできたファンドは、独立系投信が運用している傾向が高いように感じます。
ということで、今回の記事では独立系投信のファンドリターンを、モーニングスターのサイトを使っての比較していきたいと思います。
比較対象としては下記ファンド達です。スパークスを除く5つのアクティブファンドの信託報酬が、だいたい1.0±0.1%という低水準。
さて、eMAXIS TOPIXをベンチマークにした理由として
①モーニングスターの指数比較のTOPIXは『配当抜き』のため
②TOPIXに連動する低コストなインデックスファンドで10年以上の運用期間がある
です。
モーニングスターのチャート比較ではたぶんですが、分配金再投資の基準価額で比較できないので、アクティブファンド達にとっては不利な条件での比較となります。
※明記されてないので、よく分からないんですよね
それでは、上記6ファンドのリターンを比較してみます
これだと情報量が多くて分かりにくいので、各運用期間でTOPIX配当込みに1度でも負けているファンドを白塗りにします。
フィルタリングした結果、コモンズ30とスパークスだけ残りました。この結果は信託報酬込みだということを忘れないでください。
短期をみるか、長期をみるかで変わってきますが、スパークスの10年間における年率リターンがエグいですね。10年間で年率20.5%ですからね! TTRで3.23倍です。
そして忘れてはならないのが、スパークス・新・国際優良日本株ファンドの信託報酬って1.79%だということですね。このコスト分を引いてもあの化け物みたいな成績に驚きです。
私が先日ツイートしたのは、このグラフを作成していた時でした。
ブログのネタ用にファンドのリターン調べてると、スパークスって凄いな~と。
— きしやん@コツコツ熊本 (@oyagakoniosieyo) 2022年1月5日
このように比較してみると、やはり良質なアクティブファンドを事前予測するのが困難な反面、良いアクティブファンドは良いままな傾向にありますね。
今回の記事が、皆様の資産運用の一助になれば幸いです。
それでは皆様、良い投資ライフをお過ごしください☆
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