親が子に教えよう!お金と資産形成の世界☆

熊本県菊池郡某所に住む、金融業会とは無縁な職種の会社員です。 人生100年時代といわれる世の中を生きていくため、学校はおろか親からも教わったことのない『お金と資産形成』という世界を我が子に教える為、自ら学び・実践しております。 このブログは、その軌跡とアウトプットの集合体です

 ~2020年上期 決算~ 大切なのは考えを述べる以上にポートフォリオの中身を見せること

         身銭を切れ――「リスクを生きる」人だけが知っている人生の本質 | ナシーム・ニコラス・タレブ, 望月 衛, 千葉 敏生 | 金融・ファイナンス |  Kindleストア | Amazon

 

 

こんばんわ、きしやんです。 

少し時間が経ってしまいましたが、2020年上期の決算を行いました。投資ブロガーの方が資産の内訳を公開する記事って、あまり興味ないかもしれません。

しかし『まぐれ』や『ブラックスワン』の著者ナシーム・ニコラス・タレブは最新の著書『身銭を切れ』にて、投資情報を発信する人間のポートフォリオを確認する重要性を以下のように説いています

あなたが何か意見を述べ、誰かがその意見に従ったのなら、あなた自身もその結果に対してリスクを負う道義的な義務がある。経済的な見解を述べるなら、あなたの“考え”ではなく、ポートフォリオの中味を教えろ。

 

特に重要なのはポートフォリオ以上に、資産全体の配分。すなわちアセットアロケーションです。誰もが投資手法を参考にする心の師匠・先輩みたいな存在がいるかと思われますが、その存在の、特にエクスポージャー(資産全体に占めるリスク資産の割合)を知っておく事は超重要です。

なぜなら、ポートフォリオに占める銘柄が株式100%で構成されていたとしても、それが果たして資産全体でどれだけの割合なのか?この人は、どれだけ株式に対して強気なのか?を知るには、その人のアセットアロケーションを確認するしかないからです。

今回の決算記事では我が家のポートフォリオアセットアロケーションを中心に、子育て世帯の資産運用状況をお伝えします。

 

 1.世帯資産のアセットアロケーションと推移

投資ブロガー界隈はMFとか使った資産の推移や、支出の明細まできっちりやられている人達が多い印象です。そんな中私は、半年に1度だけの集計しかしてません。

 

世帯内の資産はざっくり3つに分けて管理してます。重要視してるのは『流動性』ですね。分類の仕方は以下の通り 

 

①無リスク資産:日々の生活費+生活防衛費の一部(流動性・高)

②財形貯蓄+保険商品の積立て:子供の教育費+生活防衛費(流動性・低)

③リスク資産:つみたてNISA+特定口座+確定拠出年金

  

我が家が資産運用を開始してからの上記3分類による資産推移は以下のようになります

 

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我が家は賃貸生活なので、負債はゼロです。自動車ローンもない自己資本100%経営になります。

2020年上期(9月末日)時点での、我が家のリスク資産の割合は34%。リスク資産の割合が少ないですが、2019年下期から半年の間に1.5倍も増えたので、この半年は積極的に投資してきました。

無リスク資産が予定金額(割合ではない)を下回ってしまったので、財形貯蓄を3割ほど解約し、手元流動性の向上とリスク資産への原資としていきます。リスク資産の目標割合は、世帯資産の70%ぐらいまでを考えてます。

 

とまぁ、きしやん家はフルインベストメントにはほど遠いということが伝わったかと思われます。しかし今回のアセットアロケーションの公開で注目してほしいところは、上記棒グラフの推移だ資産の絶対額は何も分からないという事です。

 つまり他人のアセットアロケーションの比率を知っても、自分に直接当てはめることはできません。

 

人によっては資産額まで公開されていますが、さすがに世帯の安全を考えるとこれ以上の公開は二の足を踏んでしまいます。御容赦くださいꉂꉂ(ˊᗜˋ*)

 

2.リスク資産のポートフォリオ

サボってしまったのでリスク資産を集計したのが10/10時点となりますが、ポートフォリオは以下のようになります。

 

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右側のグラフは、先日の記事にて公開した目標ポートフォリオです。
先日、eMAXIS Slim新興国株インデックスファンドを全て売却したので、その解約金が口座に入ったら、全額CXSEに投資します。目標ポートフォリオに対してコモンズ30と欧州中小型株の割合がかなり少ないので、他の銘柄の積み立て額を少し減らしてこの2銘柄の積み立て額を増やしています。そうすると目標ポートフォリオに少しは近づきそうですね。

リスク資産の基本戦略は世界時価総額比率で基本を押さえながら、SPXLとCXSEに両方の馬に賭けています。で、VTVや楽天VYM、コモンズ30、欧州中小型株などのバリュエーションが良い銘柄で世界的なドローダウンに備えるスタンス。

銘柄がごちゃごちゃ増えてきましたが、やりたいことを実現させるための結果ですね。 

 

3.教育費と資産運用

さて、我が家の資産全体に占めるリスク資産の割合は、投資を始めて4年経とうとする現時点で34%です。その理由は全て、いつか絶対必要になる子供の教育資金の考え方を整理しておきたかったからです。

二人目が産まれ、夫婦で子供大学に必要な金額を決め、その費用を大学4年間で使い切るのを前提に残された時間で目標積立額を算出しています。

以下のグラフが、その目標積立額に生活防衛費を合算したグラフになります。

 

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個人情報保護で縦横スケールの値を消してますが、無リスク資産と教育費を合算したのが水色の線になります。この資産(水色の線)が黒の点線の上にある限り、リスク資産への転用を可能としています。

3月のコロナショック以降、貯蓄を取り崩しながら積極的に投資してきました。

しかし政府機関の対応が大規模だったので、株価はあっと言う間に回復。しかし、経済状況はまだ回復には程遠い状態です。

今が高値圏かもしれないのなら、なおさら積み立てが有利ですし、今が底値でこれから上昇する可能性があるのなら、ちんたら待ってることもできません。

決めたルールまで、淡々と買い付けていこうと思います。

 

 

二番底が来るかは不明ですが、このままズルズル下がっていっても弾切れにならないように、後1年弱かけて、水色の線が黒点線ぐらいになるまでリスク資産に振り分けていく計画です。

今回の記事が、資産形成における投資戦略の一助になれば幸いです。

それでは皆様、良い投資ライフをお過ごしください☆

 

 

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