親が子に教えよう!お金と資産形成の世界☆

熊本県菊池郡某所に住む、金融業会とは無縁な職種の会社員です。 人生100年時代といわれる世の中を生きていくため、学校はおろか親からも教わったことのない『お金と資産形成』という世界を我が子に教える為、自ら学び・実践しております。 このブログは、その軌跡とアウトプットの集合体です

動物は『自分の親を世話する』DNAを持っていない

 

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おはようございます。痛ましい事件が報道されていました。

 

70歳の女性が介護苦によって、自分の夫(70)と夫の両親(95と93)を

殺害してしまったとのことです。

 

www3.nhk.or.jp

 

私は介護に関連する殺人事件は、加害者に同情してしまうんですよね。

大変だったんだろうな。辛かったんだろうなって。

 

日本では高齢化が加速していくので、これからますます介護に関連する痛ましい

事件が散発していくと考えられます。

 

そして今回の事件で思うことがあったので、記事にしました

 

1.親が子供の世話になるのは、人間だけである

この世の全ての生物は親が子を必死になって育て、子供を巣立てさせます。

子供も熾烈な食物連鎖の世界を生き抜き、巣立ったら二度と親の元には帰りません。

そして、共に育った兄弟と協力して生活することもありません。

 

このプロセスは昆虫から爬虫類・哺乳類全てに共通する、生き物としての本能であって

宿命です。しかし人間という種に限って言うと、子供は親元を巣立った後も親や兄弟と

会う文化があります。

 

世代を超えて親や兄弟・孫と時間を共にできるというのは、人間という生物が進化の

過程で得られた素敵な文化です。そして現代社会においてはこの文化が、子供が

親を『介護する』という、新たな歪みを生み出しています。

 

2.全ての原因は嬉しくも悲しい長寿化

日本人の平均寿命は、戦後からの70年でほぼ2倍弱まで延びました。

医療技術や健康管理の努力・進歩により、我々の寿命は劇的に長くなったのです。

 

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そしてこの寿命が大きく延びた事によって、我々は『親を介護する』という問題に

直面することになっています。戦前・戦後は子供が成人になって親元を巣立ち、親が

仕事を定年(55歳に)してから介護が始まっても、その介護期間は10年もありません

でした。

 

そして昔は親と同居する家庭も多く、介護の支え手も多かったのが現実です。

しかし時代は変わって核家族の増加と少子化により、自分達の親を介護する人数が

減ってきています。少子高齢化問題は社会保障費に関する年金に注目されがちですが、

身近な問題としては介護の直接な支え手が減っていることです。

 

そして、介護する人が介護される人を殺害する痛ましい事件が増えています。

 

3.我々は『自分の親を世話する』DNAを持っていません

『子供が親元を巣立った後も、親や兄弟と会う』という文化は、実は生物進化の

観点から逸脱していおります。我々人類という動物は、長い長い進化の過程で自分の

親を世話するというDNAを与えられていないのです。

 

親は子供が巣立つまで、必死になって育てます。それは全ての生き物に共通する

種の繁栄の為にDNAに備えられた本能です。しかし、子が親の世話をするのは訳が

違います。子供が親の世話をするのは、本能ではなく情でしかありません。

 

子育てという行為はその時間に確実な終わりがあり、そして子供が育つ過程を

見られるのは親として、生物として喜びを感じられる瞬間です。

 

しかし、親の介護は違います。

 

介護は時間が経つにつれて親は衰え、支える側は身体的な負担ばかりが増えて

いきます。そして我々には、親を介護するという本能が備わっていません。

 

親の介護は、何を原動力として頑張ればいいのでしょうか?

合理的に考えろと言われたとしても、すんなり受け入れられません。

 

私もいつか自分の親を介護しないといけない状況になった時、自分は親の世話を

出来るのだろうか?それが今は、とても不安ですね。

 

しかしいつかは直面する問題なので、来年には1度マインドの観点から勉強しようと

思っています。

 

そして忘れてはならないのが、いつかは自分も世話される立場になること。

私と私の親の問題は避けれないですが、私と子供との間には、余計な問題にならない

ように事前に検討したいですね。 

 

なんせ私は、妻や子供が辛い思いをしてまで自分を生かしてほしいと思っていない

からです。愛する人達に多大な負担をかけてまで世話になるなら、間違いなく死を

選ぶでしょう。

 

だからこそ私は、双方が辛い思いをしないためにも、日々身体を鍛えているのです。

www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com

 

 

自分のケツは、死ぬまで自分でふきたい。

この意志を完遂するのも、投資家としての資産形成だと思っています。

 

 

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