こんばんわ☆
モーニングスターが集計・公開してくれている全世界の各アセットクラスの
リターン表がアップデートされました。当ブログではモーニングスターのリターン表を
基に情報を発信させておりますが、先月からコモディティ・原油はランキングから除外
しました。
2019年3月度の円建てによるアセットクラスリターン
<1位> 国内REIT:+3.1%
<最下位> 新興国株式:-1.4%
2019年3月は中旬を過ぎた頃にドイツの10年債券利回りがマイナスに転じたのと、
アメリカ債券で逆イールドが発生で、株価は3月25日に大きく下落しました。
しかしそこから1週間ほどで株価は下落前の水準に戻っております。
しかもS&P500にいたっては、昨年9月末の史上最高値に近付きつつあります。
3月25日の下落はただの調整で済んだのか?
今宵のアメリカの雇用統計の結果待ちなのか?
経済動向指数も悪化しているし、大手金融機関も景気サイクルに警戒し出しているので
短期的に株価が上昇したとしても注意が必要です。
我々長期投資家は資産形成の最後まで走りきる必要がありますので、いかに株価が
急上昇しようが自分のリスク選好度&許容度内で投資するように心がけて下さい。
今の様な状況下はまさに、ミスターマーケットが遊びまわるタイミングです。
さて2019年3月度のリターンに話を戻すと、先月のリターン1位は国内REIT。
下記グラフは主要アセットクラスの円換算リターンですが、先月は国内・先進国共に
REITのリターンが好調でした
国内REITは2018年度の主要アセットクラスでもリターンが1番高かったこともあり
最近のTwitterのタイムライン眺めてると「国内REIT買おうかな~」って発言している
人が多い気がしますね。
しかし過去のリターンが良かっただけで投資対象として魅力的と感じるのは、車を
バックミラーだけ見て運転しようとしてるのと同義です。
国内REITを年次リターンで見てみると、2018年度は各アセットクラス内でリターン1位
でしたが2017年度は最下位。2015年年度は-7.9%で終わっています。
過去のリターンは将来のリターンを保証していませんので、ミスターマーケットに
惑わされず分散投資を心がけましょう。まぁ、何に投資しようが個人の自由ですが。
次は当ブログでモーニングスターの月次リターンを基にウォッチングしている円建ての
株式&債券のリターングラフを確認したいと思います。
株式クラスは、昨年秋から続いたボラリティは少し落ち着いた印象です。
債券クラスは相変わらず為替影響を受けることによって、ボラリティが高いですね。
海外債券は利回り以上に為替影響を受けますので、当ブログとしては海外債券に
投資することを推奨していません。まぁ、そこも個人の判断にお任せします。
最後に2019年3月度アセットクラスリターンを、円換算有・無で比較します
円換算無しにすると、アセットクラスリターンは先進国REITだったことがここにきて
判明しました。リターン最下位だった新興国株式も、プラスリターンになってますね。
こうやってみると、円建てによる海外資産がいかに為替影響を受けているかが分かると
思います。毎月飽きずにこうやってアップしてますが、毎回勉強になります。
来週12日(金)はいよいよ、英国のブレクジット期日です。
結果がどうなるか不透明ですが、我々個人投資家ができる事はアセット
アロケーション内のリスク資産の割合を、リスク許容度以下に保っておく事だけです。
良い週末をお過ごし下さい☆
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