こんばんわ、きしやんです☆
昨夜は第7回コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べ in 熊本を開催しました。
平成最期の3月に、コツコツ熊本を始めて丁度1年という記念日でもありました。
今回は過去のコツコツ熊本の中1番で記憶が残っていないので、かなり薄い内容に
なることを御容赦ください(笑)
お店は熊本市内の花畑町駅から徒歩5分弱の、『くろねこや はなれ』で飲み会
形式にて開催しました
このお店、一人3300円で食べ・飲み放題という破格な設定です。
食べ放題のお店って味がいまいちだったりしますが、さすがは食べ物美味しい熊本県。
食べ放題メニューの味は期待を上回るレベルでした☆
参加人数は幹事の2人合わせて合計10名。
投資歴は2年~5年が多く、すでに資産を築かれてアーリーリタイアされてる登山家の
方もいました。羨ましい♪
今回は投資信託に関する話より、どちらかというと日本&世界経済情勢や税金対策、
海外不動産などの話が多かった印象です。
ではざっくり、私の記憶に残っている範囲で列挙すると
・副業で妻を従業員にして給与を払えば、経費として節税できる
・イギリスのブレクジット問題は、けっきょく有耶無耶になって離脱撤回しそう
・昨年12月からの世界同時株安のタイミングで、追加入金した分のリターンが
大きくでている
・新興国とか債券の金利が良いから、移住するだけで資産形成はかどりそう
・人口減少における日本の行く末。著書:未来の年表 とかお勧め
・ブルームバーグとかが「●●市場には近づくな」などの報道が出たら、積極的に
買いに行く
・景気先行指数は悪化しているのに、なぜ株価が上がってるのか
・次の暴落にそなえて、キャッシュポジションを多めにした
・ヒロシはいけてない。ヒロシのくせに!
も~~っとたくさんお話したのですが、いかんせん記憶が残っていないので、
これ以上でませんw
このままだとただの雑記ブログになるので、上記話題から1つ所感を書きたいと
思います。
読者様からすると『ヒロシはいけてない。ヒロシのくせに!』が気になると
思いますが・・・
景気先行指数は悪化しているのに、なぜ株価が上がってるのか
ここは投資に関するブログなので、これにします。と言っても私はアナリストでも
なんでもないので、あくまでも私の考察です。
株式市場は昨年の秋から世界同時株安が始まり、12月は1ヶ月の間に20%近く
下落しました。ほとんど暴落といっても過言ではありません。
しかしなぜか、1月末から株価は世界中で回復をしだしています。それも、
決して芳しくない企業決算と景気先行指数が悪化している
のにです。
さて、バフェット指数ってのをご存知ですか?
バフェット指数とは、有名な投資家ウォーレン・バフェット氏が株価の
割安・割高を判断するときに使っているといわれる指標で「株式市場の
株式の時価総額をGDPで割る理由は、実体経済の成長以上に株価が高いことは
株価に期待リターンが大きくなっている(高PER)ことを意味します。
バフェット指数が株価の加熱を示す100を超えると必ずしも暴落が起こってる訳では
ないのですが、2013年以降常に100を超えているところからしても株価が実態経済
成長より割高なことが分かりますね。
つまり、決して芳しくない企業決算と景気先行指数が悪化しているのに株価が
上昇している現状に対して、私は3つの仮説があると思っています
仮説①:昨年夏の株価史上最高値は株価が間違っており、調整によって現在の株価が
実態を反映しだした
仮説②:そもそも今の株価も間違っている
仮説③:株価は景気の先行きを示す真の鏡なので、この先も経済は好転する
はたして、どれが正解なのでしょうか?私の様な凡人に株価を予測する力はないので
オークツリー・キャピタル・マネジメントの創設者であるハワード・マークスの著書、
『市場サイクルを極める』より一文を引用したいと思います
歴史は韻を踏む場合もあるが、寸分たがわず繰り返すことはほとんどない
とても深い言葉です。歴史は同じような出来事(特に失敗)を繰り返すが、その危機の
原因が、必ずしも同じ形をしている訳ではないということです。
そして先日Twitterで、興味深いチャートを見ました。S&P500の現在のチャートが、
1937年の時と動きが非常に似ているのです
これはただの偶然なのか?
それともハワード・マークスがいうように、歴史が韻を踏むのか?
次にS&P500の先行指数という都市伝説がある、バルチック海運指数とS&P500の
チャートを見てみたいと思います
バルチック海運指数とは、イギリスのバルチック海運取引所(The Baltic
Exchange)が発表する不定期船運賃の総合指数のことです。 バルチック
海運指数は1985年を基準としており、世界の海運株はこの指数と連動性が
高いといわれています。
この都市伝説をどこまで信用するかは自己判断となりますが、さきほど添付した
1937年S&P500指数の動きとバルチック海運指数からは、この先アメリカ市場の急落が
予想されます。これはただの偶然なのでしょうか?
我々にできること
私は基本的に、投資先は世界中への分散投資を心がけるべきと考えております。
特にここ数年はアメリカ株のリターンが高く、また、アメリカ株投資で成功した人の
ブログ、書籍、セミナーが多いことから個人投資家は『アメリカ市場のみでよい』
という傾向が強い気がしますね。
別にそれが悪いわけではないのですが、逆になぜそれだけで良いと思ったのか?が、
非常に重要です。投資の世界でもよく引用されているビスマルクの言葉を紹介します。
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ
さてここで、2つ質問です。
Q1:アメリカ市場のリターンが高かったのは、経験なのでしょうか?
歴史なのでしょうか?
Q2:アメリカ市場へ想い抱くリターンは、期待リターンなのか?希望リターンなのか?
もし自分の中で理論的な判断がないようでしたら、上記2つの先行(予測?)指数の
通りにS&P500が大暴落すると、ビビッて売却してしまって市場から撤退することに
なるでしょう。
たまにTwitterのTLで、含み損をかかえている銘柄に対して『プラ転したら売る』という
フレーズを見かけるのですが、これってただの神頼み状態なわけです。
投資に神頼みはいけませんが、分散投資をすることによって特定市場以外に気持ちの
拠り所があるというのは、とても大きな支えになると思っています。
相場が良い時こそ、最悪な状態になった時を考える重要性を忘れてはいけません。
最期に、ハワードマークスの著書『市場サイクルを極める』より、投資家が好調相場で
過ちを起こす一文を引用して終わりにしたいと思います
誰もが同じような感覚を抱くことから、価格にリスク回避的な要素は
ほとんど織り込まれず、したがって危険な状態になる。リスク回避の
度合いを強めるべきときに、投資家はリスクに寛容になるのだ。
★★★
第7回コツコツ熊本に参加していただいた皆様、ありがとうございました!
次回は5月25日(土)に開催しますので、お気軽に御参加ください☆
こくちーずでの募集は、4月初旬に開始する予定です
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