親が子に教えよう!お金と資産形成の世界☆

熊本県菊池郡某所に住む、金融業会とは無縁な職種の会社員です。 人生100年時代といわれる世の中を生きていくため、学校はおろか親からも教わったことのない『お金と資産形成』という世界を我が子に教える為、自ら学び・実践しております。 このブログは、その軌跡とアウトプットの集合体です

2018年11月度:全世界の各アセットクラスリターン

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おはようございます。

 

モーニングスターが集計・公開してくれている全世界の各アセットクラスの

リターン表がアップデートされました。

 

円建てによる2018年11月の各アセットクラスリターン

<1位> 新興国株式: +2.9%

<最下位> コモディティ原油:-22.1%

 

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11月の相場は下落一辺倒だった10月と違い、全世界的に株価のボラリティが高い

1ヶ月でした。

 

バンガードのVTのチャートを見るとよくわかります

 

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全世界的に株価が上下する中、11月は新興国株が久しぶりにリターン1位に返り

咲きましたね。

 

新興国株は今年2月以降、アメリカの政策金利が上昇してから新興国通過の流出に

伴って株価下落が著しく、7月に1度回復したものの8月のトルコショックで再び

崩れました。

 

しかし11月度はアメリカを中心に先進国株が下落する中、新興国株が全世界株式の

下支えになったのは、eMAXIS Slimの下記チャートみると明らかです。

eMAXIS Slimのチャートにしてるのは、円換算で比較したいからです

 

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そして相変わらず不思議なのが、ここまで株価が乱高下してるにも関わらず、

為替(USD/JPY)はあまり変動していません

 

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為替変動があまりないので、2018年11月度アセットクラス毎のリターンはを

円換算有無で比較してみても、ほとんど差異が出ていないことが分かります。

 

 

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株価のボラリティが高くとも、世界の投資家達はリスクオフになっていないので

しょうか?

しかしながらアメリカ国債10年の利回りが徐々に低下しているから長期的には

警戒をしているように伺えますが、やはり株式市場を予測するのは難しいことが

分かります。

 

さて、当ブログで毎月ウォッチングしております、モーニングスターのリターン表から

集計している、円建てによる株式&債券クラスの月次リターンです

 

まずは株式

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2018年株価のボラリティは、楽勝相場だった2017年と比較すると2倍ぐらいに増えて

います。

 

そもそも株式市場とは上昇と下落を繰り返しながら長期的に上昇していくので、

2017年のようにほとんどボラリティもなく、ダラダラ上昇していく方が異常なんです

けどね。

 

まぁ、つみたてNISAで投資デビューした人達にとってはいきなり試練に直面して

辛いかもしれませんが、まだ積み立て額が小さいでしょうから、自分のリスク選好度&

許容度を測るのに、相応しい出だしだったと思われます。

 

 

さて次に、債券です。

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先進国&新興国債券クラスの値動きは、10月は株価と一緒に下落し、11月は一緒に

上昇しました。

 

有名な投資本などでも債券は、株式に対するクッションとして組入れることを推奨

されてますが、海外債券は円換算すると全く持ってクッション効果がありません。

 

あくまでも海外債券は、外貨建ての状態で見たら株式に対してクッション効果が

あるのであって、安全通貨と言われる「円」を使う我々日本人からしたら、

その常識は通用しません。

 

もし海外債券はクッション効果となると書いてある本・記事があれば、それが

外貨建て状態なのか円換算後なのかを注視した方が良いです。

 

 

 

さて、アメリカと中国の貿易戦争に激しさが増してきました。

もしかしたら来年以降、さらなる株価の下落があるかもしれませんが、その予測は

不可能です。しかし、準備は可能です。観点は2つ。

 

<1つ目>

その準備とは投資対象をしっかり分散させ、資産全体に占めるリスク資産の割合が

大きくなりすぎない様にすること。

 

<2つ目>

そしてこの先に下落相場がやってくるのなら、その間も継続して積み立て投資を行う

ことで投資信託の購入口数を稼ぐことによって、相場が回復するときに大きな

リターンをもたらすでしょう。

 

 

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