親が子に教えよう!お金と資産形成の世界☆

熊本県菊池郡某所に住む、金融業会とは無縁な職種の会社員です。 人生100年時代といわれる世の中を生きていくため、学校はおろか親からも教わったことのない『お金と資産形成』という世界を我が子に教える為、自ら学び・実践しております。 このブログは、その軌跡とアウトプットの集合体です

投資信託による分散投資の勘違い

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おはようございます。

投資の王道は長期・分散・積立ての3本柱と言われますが、たまに勘違いされてる

項目が「分散投資」です。※話を投資信託にてすすめます

 

勘違いの典型例を申しますと、分散のつもりでたくさんの投資信託を積立てしている

投資対象地域・資産クラスが重複している為、適切な分散投資になっていません。

 

分散投資とは投資対象地域・資産クラスを分散させるのに必要な投資信託

積み立てることを意味します。

 

1.分散投資の勘違い例

投資スタイルが定着するには時間がかかるので、その過程で積み立てていた投資信託

増えるのは仕方がないことだと思いますし、投資戦略によっては市場サイクル毎に

銘柄は変わるでしょう。

 

長期・分散・積立て投資の勘違いとして、下記の様な組み合わせで積立て投資を実施し

ている場合です。

 

楽天VT

・Slim全世界(除く日本)

・Slim先進国

・ニッセイ外国株

・SlimS&P500

・Slim新興国

・Slim国内株式

 

積み立てをしている本人は投資信託をたくさん保有しているから分散効果があると

認識してるのかもしれませんが、これら7つの投資信託を積立てている場合の

投資先は、下記表の様に非常に重複しております

 

  f:id:kishiyan_y:20181128053223p:plain

 

投資地域の重複は、日本が2つ・新興国が3つ・先進国(除く日本)が4つです。

ちなみに米国は先進国(除く日本)内に含まれているので、5つも重複していることに

なります。

 

このポートフォリオを基にアセットアロケーションを集計すると、世界時価総額比率に

対して下記の様な分布になります

 

   f:id:kishiyan_y:20181128053915p:plain

 

オリジナルポートフォリオ(オレンジ)は、世界時価総額比率(水色)に対して米国の

割合が少なく、日本が多いことがわかります。また、英国・フランス・カナダ・

ドイツも、世界時価総額比率(水色)に対して少なくなっています。

 

 投資地域の割合がオリジナルポートフォリオ(オレンジ)を狙っていたのなら

なんら問題ありませんし、投資信託の繰上償還に対するリスクヘッジでわざと

投資地域を重複させているのかもしれません。

 

とは言っても、たくさん投資信託を積み立てることが、分散投資をしている感を

強く感じてしまいます。

 

Point

目的は投資対象の分散で、その対象に対応した投資信託積み立てる

手段をとる目的と手段が逆にならないようにしましょう

 

 

2.正しいアセットアロケーションの検討とポートフォリオの構築

長期投資をする上で、アセットアロケーションを決める優先順位は

1.無リスク資産とリスク資産の割合

2.何年後までを視野に入れて運用するか

3.定額の投資金額の設定

4.自分にとってしっくりくる、リスク資産のアセットアロケーション

 

ここから先の前提を、「1・2・3」は終了して、「4」に対する株式のみポート

フォリオを構築する内容で話を進めます。

 

 ポートフォリオの構築は、アセットアロケーション(資産配分)を表現する手段です。

 

よく「どの投資信託を買えば良いのか分からない」って悩みを耳にしますが、その

原因はアセットアロケーション(資産配分)を事前に決めていないからに

他なりません。

 

アセットアロケーションの検討は世界時価総額比率に対して、自分が不要と思う

投資地域・国を消去していく引き算式が基本になります。

 

www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com

 

当然ながら、世界時価総額比率は基本であって、誰もがしっくりくるアセットアロ

ケーションにはなり得ません。

 

①世界時価総額比率に対してアメリカの割合を増やしたい

世界時価総額比率の半分をアメリカが占めているので、アメリカの組入れ比率を大きく

して、期待リターンを高めたい!という人は

 

楽天VT 70%+楽天VTI 30%

eMAXIS Slim全世界株(オールカントリー)70%+eMAXIS Slim S&P500 30%

 

など。

 

②世界時価総額比率に対して、新興国の割合を増やしたい

楽天VTやeMAXIS Slim全世界株(オールカントリー)の割合50%に対して、

eMAXIS Slim新興国株を50%など。

 

アメリカと新興国株のみで、期待リターンだけを高くする

eMAXIS Slim S&P500 50%+eMAXIS Slim新興国株 50%

 

④最小分散ポートフォリオで、低リスクにてリターンを上げたい

現在の最小分散ポートフォリオを概ね先進国(除く日本)60%、日本40%ぐらい

ですので

eMAXIS Slim先進国 60%+eMAXIS Slim国内株 40% など。

 

※①~④全て、myINDEX等でリスクの確認は必要です

 

 

4パターンの具体例を挙げてみましたが、感の鋭い読者様はお気づきかもしれませんが

世界時価総額比率に対して特定地域の比率を調整しようとすると、アセットアロ

ケーションの計算が非常に難しくなります。つまりリバランスする際が余計手間に

なってしまいます。

 

そうなると最初からアセットアロケーション

先進国(除く日本):○○%

新興国:○○%

日本:○○%

米国:○○%

 

と決めてから、対象となる投資信託を積み立てるようにしましょう。

 

私の様にめんどくさがり&いろんな想いがある人は、野村つみたて外国株投信 onlyが

1番しっくりくるポートフォリオになっております

 

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