おはようございます。
先日、日産自動車の会長であるカルロス・ゴーンが金融商品取扱法違反の容疑で
逮捕されました。
容疑内容は様々なメディアで発信されておりますので、あらためて当ブログで
取り上げることはしません。
今回の日産にしかり、東芝の不正会計問題も2年前の出来事となりましたが、
ここ数年は日本を代表する大企業の不正問題が後を絶ちません。
さて話は日産の問題に少し戻しますが、カルロスゴーンが行っていた数々の不正問題は
本当に彼一人が関与していたのでしょうか?
そもそも日産の会計報告書は日産内の財務・会計を担当する部署が作成してるで
しょうから、今回の一件がカルロス・ゴーン単独の責任だけでなく、日産全体の責任と
なったら、粉飾決算として扱われる可能性があります。。。
いずれにせよ、日産自動車の株価下落は避けられない状況といえるでしょう。
さて、日産や東芝の様な大企業には、福利厚生として持ち株会の制度が必ずあります。
持ち株会とは? SMBC日興証券より引用
従業員持株会とは、従業員の自社株式取得にあたり会社が拠出金の給与控除、奨励金の支給などの種々の便宜を与えることにより、従業員の自社株取得を容易にし、財産形成を助成する制度です。(持株会には、役員を対象とした役員持株会、取引先を対象とした取引先持株会などもあります。
持ち株会への拠出金は給与天引きで実施されることが多いので、利用している従業員
からしたら、積み立て貯金と同じ様な感覚でいてしまいます。
しかし忘れてはならないのが、「持株会」は名前通り株式投資であって、給与からの
投資先が勤務先なので、勤務先の破綻=職を失う&持株会の資産もなくなることに
なります。
つまり世帯の資産が、会社へ過度な依存状態(集中投資)となるのです。
日々新たな技術・商品が登場する昨今、昨年まで業績の良かった勤務先が、
来年も生き残れる保障はありません。そして日産や東芝の社員達にとっては、上層部の
不正によって急遽、自分の雇用と資産(持ち株会してる人)にダブルで危機が
訪れることになりました。※日産の先行きは、捜査結果によるでしょうが
これは投資先の海外株式が株価下落と為替の影響による往復ビンタとは比べ物に
ならず、生活が窮地にたたされる可能性があるのです。
こんなこと、個々の努力でどうにか出来る問題ではありません。
持株会は福利厚生だから身近な存在とは思わず、持ち株会はタンス預金なんかよりも
超リスキーなことを認識しましょう。
あくまでも持株会は、自己責任による投資ですから。
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