親が子に教えよう!お金と資産形成の世界☆

熊本県菊池郡某所に住む、金融業会とは無縁な職種の会社員です。 人生100年時代といわれる世の中を生きていくため、学校はおろか親からも教わったことのない『お金と資産形成』という世界を我が子に教える為、自ら学び・実践しております。 このブログは、その軌跡とアウトプットの集合体です

他人の投資スケールが気になると現れる、真のリスク

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おはようございます。

 

投資雑誌やブロガーの記事を見てると、若くして凄まじい金額を運用している人を

見掛けせんか?

 

30代で投資額5000万円。

40代で運用資産1億円以上。

 

この様な数字を見てしまうと、自分の投資スケールの小ささに劣等感をいだくことが

あります。

 

しかし資産形成の目的は資産の最大化であって、他人と競うことではありません。

 

注視するのは自分の世帯収入・支出のみに対する、無リスク資産(現金や個人

向け国債)とリスク資産の比率であって、他人の投資額に劣等感や憧れを抱いた瞬間、

投資に於ける真のリスクが現れます。

 

 

敗者のゲームの著者、チャールズ・エリスは著書『インデックス投資入門』で、

株式市場にリスクはないと言っています。

 投資家がリスクというとき、多くは特定の株の価格が予想外に下がること

を指すようだ。

しかし多くの投資家にとって株価が下がることは最大のリスクではない。

実は、株価が上がることのリスクのほうが大きい。大きく株価が上がるこ

とで投資家は自信過剰になり、優良と思える株を買い進む。その結果、

後に下がったときに多額の損失を出し、後悔することになるからだ。

逆にこの損失に過剰反応して臆病になりすぎるのも、この複雑なリスクの

1つだ。この過剰反応は時にも何年も続く。

行動経済学者は、多くの投資家の最大のリスクは自分自身であり、

リスクは株式市場にはないという

インデックス投資入門 第8章 リスク管理に役立つより引用 

 

エリスの言葉を身近な存在にすると、海なんかがまさにそうでしょう。

 

海で発生する波は平時は穏やかでも風が強ければ荒れるし、塩の満ち引きで海面の

高さが変わりますが、波からすると当然な事象です。

 

これを株式市場に置き換えると、経済状況や地政学リスク等によって株価は

上下しますし、何事もない日のチャートは、ダラダラと小さな上下を繰り返しつつ

ちょっとずつ右肩上がりをするだけ。

 

エリスからすると株価が変動するのは株式市場だと当たり前のことなので、真の

リスクは株価の変動に対して、人の感情が影響を受けることを説いています。

 

冒頭に出てきた高額運用している投資家達に話を戻すと、自分の投資スケールに

劣等感を抱くと、早く自分もその投資額に近づきたい感情が湧き出てきてしまい、

ついつい短期的な投機に走りがちになります。

 

直近ではS&P500が史上最高値を更新したので、「やはりアメリカやろ!ヤッホイ♪」と

心が浮き足立って、このタイミングからアメリカ1国集中投資に切り替えた人も多数

いらっしゃるでしょう。

 

しかしその判断は、元々の戦略だったのか?はたまた情報(群集含む)に流された

のか?は、よ~く考え直さないと、エリスが言う自分自身というリスクに投資判断を

振り回されているだけかもしれません。

  

資産形成の公式は {(収入ー支出)+リスク資産利回り} × 年数

 

ですので、収入を増やす努力をし、支出を削るのが優先であって、短期利益に目が

眩んで集中投資(手法&金額)をすると、ドカーン!って虎の子の無リスク資産を

無くし兼ねないのです。

 

注視するのは自分の世帯収入・支出に対する無リスク資産(現金や個人向け

国債)とリスク資産の比率であることを忘れてはいけません。

 

 投資方針を決め、規律にのっとって、長期・分散・積み立てで投資をしていきましょう

 

参考になりそうな記事をいくつか添付しましたので、当記事の続きがてら御覧下さい

 

短期的な利益に飛びつくと、負ける投資家になります

www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com

 

 

一括投資も良いですが、積立投資の方が精神衛生的に良いです

www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com

 

ゴール・バランス・コスト・規律を守りましょう

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