おはようございます。
毎朝チェックしてるNIKKEI STYLE マネー研究所から面白い記事が出てたので、
紹介したいと思います。
この記事内では、投資の成績が3年間連続で+5%を勝ってる人、3年間連続で
マイナスになってる人を勝てない人と定義付けております。
勝ち負けの割合や投資手法の傾向等は記事に詳細が書かれてるので割愛しますが、
3年間の投資で勝ってる人・勝てない人の保有資産ランキングは、下記のように
なってます。
私はFXという投資手法が長期投資に向いてると思えないので勉強すらしてませんが、
実際に投資で勝てていない人の保有資産ランキングにはやはり、FXが上位ランクインし
てますね。
FXとはそもそもお互いの通貨を買いたい人と売りたい人の利害が一致して取引が
成立する為、とあるAさんの利益は、とある Bさん損失によって生まれます。
つまりFXの様な全員の損益を合算するとゼロになる「ゼロサムゲーム」は、本業に
したとしても勝ち続けるのは非常に難しい為、資産形成の手法には向いてません。
FXに対して世界中の株式(記事内で言う先進国株式&新興国株式)は、企業がもたらす
収益の一部を利益として得られる為、長期リターンがプラスである「プラスサム
ゲーム」になります。
では世界中の株式を保有していればこの3年間で「勝てる投資家になれたのか?」
と言うと、そうとも思えないんですね。
向こう3年間は世界的に株価が上昇していたため、誰もが株式投資をしていればプラス
リターンを出せる可能性がある相場でしたので、単に株式投資に走ればOKって訳でも
ないんです。
この記事で一番大切な所は、最後に記載されている「投資の勉強」。
仮に何ら投資の勉強をしてなくてプラスリターンを得たとしても、それはただの
マグレになってしまい、次にフィードバックが出来ないとただ単に得しただけで
終わってしまうことから、投資家の自分にとってプラスになりません。
とは言っても、誰もが勉強すれば株式投資で勝てる訳でもなく、あくまでも投資の
勉強をすることで「勝率を高めれる」だけなのは注意する必要があります。
そして投資信託で国際分散投信をする際も、投資信託の仕組みをしっておくだけで、
戦い方が変ることを知っておくのも便利です。
以前どこかのブログかTwitterで、下記の様な発言をされてる方がいました
ノーロードの投資信託は売っても手数料が発生しないのだから、
これから下がりそうな相場なら、なぜ売却しないのかが分からない。
この発言に対して2点、疑問に感じました
<1点目:ノーロードの投資信託は売っても手数料が発生しない>
ノーロードで且つ、信託財産留保額がゼロの投資信託でも、投資信託を売却すると
実際は間接的に株式の売却費用を請求されております。
信託財産留保額│初めてでもわかりやすい用語集│SMBC日興証券
最近は信託財産留保額がゼロの投資信託が多いですが、自分の投資信託を売却をすると
運用会社は解約金を用意する為に投資信託の保有資産から「売却手数料」を払って
その日の基準価額に反映して正式な売却額が決定するので、投資信託を売却した
投資家は、実際は売却手数料を払ってる事になってます。
よって、「投資信託で100%売却手数料がかからない」は正しくなく、単に自分の
利益確定の費用明細に表示されていないだけです。
<2点目:下がりそうな相場なら、なぜ売却しないのか>
先ほども申したように、幅広く分散された株式投資は長期的にプラスリターンを
期待できます。
まとまったお金が必要になるタイミングがまだまだ先なら、目先のマイナス相場は
投資信託を安く(正確には購入口数を増やせる)買えるチャンスですので、
売却どころか買い増しして良い状況になります。
広く分散された株式投資が「長期的なプラスリターン」と「安く買い付けるチャンスに
なる」という知識がないだけで、いちいち相場を気にして売却する判断が必要になり、
その売却判断が正しかったのかどうかは、未来にならないと分かりません。
その途中売却よって課せられる20.315%の手数料影響は、下記記事を参照願います
www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com
これ等の疑問より、勉強していない事への勿体無さを感じました。
一時期インデックス投資家のなかで「投資に於いて勉強は必要か?」って議論で
賑わいましたが、「それなりには必要」と考えます。
私と同じ野村つみたて外国株投信を買えば、無知でも国際分散インデックス投資
が可能ですが、今回の様なトルコ通貨相場でも「投資を続けれる精神状態」かは、
投資の勉強していたかの有無が影響してくるでしょう。
私は投資歴1年半の初心者ですが、優良書籍や投信ブロガーの先輩記事で
ものすごく勉強してから投資を始めたので、自分の中でそこそこの知識とプロセスが
ある事から、今回レベルのショックなんざ気にすらなりません。
最後に、先日バフェット太郎さんがブログ記事で引用していた、ウォーレン・
バフェットの言葉を紹介して、終わりにしたいと思います
ゆっくりお金持ちになりたい人はいない。みんなソッコーでお金持ちに
なりたいんだ。だから私の(株式投資における)競争優位性は揺るがない
楽して儲けようと思うと、市場の肥やしにされてしまうのです。
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