おはようございます。
投資を始めてさらに興味をもつと、知識の増加に比例して色んな銘柄に手を出して
しまい、気付けばリスク資産内のポートフォリオが
①●●インデックスファンド
②●●□□REIT△△ファンド
③☆☆債券●●ヘッジファンド
④海外ETF・・・
⑤△△△厳選ファンド
・・⑥・・⑦・・
等々、非常に多様化してしまいます。
どれが儲かるか予測しならがら銘柄を探すのはワクワクするのですが、私はある日、
ポートフォリオの多様化は止めて野村つみたて外国株投信1本にしました。
本来、資産形成が目的でポートフォリオを構築するはずが、ポートフォリオを
構築するのが目的化してる状態になっており、そこに潜む「世帯リスク」に
気付いたのです。
ここでいう「世帯」とは、夫婦とその家族(子供・祖父母)のことを意味します
「投資を始めた切っ掛けは、何ですか?」って問われると、将来の資金不足を
心配してだとか、使わないお金にも仕事をさせようだとか、理由は世帯によって
様々だと思います。
私は資産形成&使わないお金にも働かせるのを目的にアセットアロケーションを
検討して、銘柄選んでポートフォリオを構築してます。
運用期間は10年・20年と言わず一生続けるのですが、もし暴落相場中に自分が
急逝してしまった場合、残された家族にそのポートフォリオを引き継ぐことは
可能なのか?
これが、ポートフォリオ内のリスク資産を野村つみたて外国株投信 1本にしようと
思った切っ掛けです。
もし、残された家族が「よく分からない」を理由に全部売却されてしまった場合、
いったい何のために運用してきたのか分からなくなります。
利益が出ていればまだ良いのかもしれませんが、大暴落中や含み損からの
回復途中だったら、あの世から悔やんでも悔やみきれません。
残された家族も、遺品の趣味道具なら考えて整理・廃却してくれるでしょうが、
人は金融資産になると急に考えるのを放棄し、短絡的な行動に出たりします。
つまり投資資産を自分でコントロールできなくなった瞬間、「世帯の資産形成」に
とって、その世帯の人が最大のリスクになる可能性があるのです。
これが、ポートフォリオ内のリスク資産を、野村つみたて外国株投信 1本にした
理由です。
※過去に積み立てていた銘柄はホールド中
ポートフォリオが多様化している状態で自分が急逝した場合、起こりうる懸案を
ざっくり並べると
・そもそもリスク資産は何?株?投資信託?ETF?債券?不動産?仮想通貨?
・個別株:売却方法や配当金の受け取り方知ってる?
・投資信託を個別で組む:リバランス積み立て&解約できるのか?
・海外ETF:売却・円転できる?確定申告で外国税控除できる?
・債券:電話で解約できるの知ってる?
・仮想通貨:売買の仕方知ってる?雑所得として確定申告しないといけないの
知ってる?
この辺はすぐに思いつきました。
そして、そもそも論として
・どこの証券会社を利用してるのか?
・ネット証券だと、ログインIDとPassを共有できてるか?
・オンライン上で、買い付け・売却・積立額の変更ができるか?
等々。
せっかくコツコツ資産運用をしていても、それが世帯全体で運用できてなければ、
ただの私産形成になってしまいます。
セゾン投信とバンガードのセミナーの際にバンガードの人が、「シンプルに
するというのは意外に難しい」と言われてましたが、私はシンプルにするのが
目的ではなく、世帯リスクに対応する為に、ポートフォリオのシンプル化という
手段をとりました。
日本人は子供の間に、親や義務教育過程の中で「投資」なんてことは基本的に
教わりませんし、この国特有の文化で「お金は汚らしい存在」って傾向は今も昔も
変わりません。
金融リテラシーは人によって差が大きいので、特に配偶者がいる世帯の場合は、
夫婦間でお金・投資に対する考えのすり合わせと、知識の穴埋め&共有が
大切になってくると考えます。
・・・とか言いながら、私もまだやり切ってませんが(^^;
<夏休みの宿題>
「これ見ろ!マニュアル」作ります by きしやん
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