おはようございます。
今回のタイトルは、某ジャ◎ーズ所属の暴風系ネーミングGrの過去曲っぽく
してみました。
先日、野村つみたて外国株投信の運用報告書が発行されたタイミングで、
MSCI ACWI(除く日本)指数に謎の怪奇現象が起こってる記事をアップしました。
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この記事では、いろんな仮説をたてて他ファンドとのリターンを比較する等、
めっちゃ手間かけて検証したのですが、結果的には「MSCI ACWI(除く日本)が
何か変だ」って結論にしかならず、自分の中でモヤモヤしたまま終わりました。
なんとそんな中!私のスーパーマニアックな記事に対して河童さんという
投信ブロガーさんが追加検証して下さり、真の原因解決にはならないものの、
野村つみたて外国株投信に起こった怪奇現象が判明しました。
河童さん、ありがとうございます!!
河童さんは今回の怪奇現象は、MSCI ACWI(除く日本)を先進国&新興国の合成
指数で比較した場合に発生する、特有の「うねり」と結論付けられました。
まずは河童さんの上記記事をお読み下さい。
私の記事を軽く振り返りますが、野村つみたて外国株投信とeMAXIS Slim先進国&
新興国の合成指数(slim合成)との騰落率差を比較していた際、不思議な乖離に
気付きました。
野村つみたて外国株投信とslim合成の計算上実質コスト差はほとんどないにも関わらず
2018年4月以降、野村つみたて外国株投信のリターンがズルズルと低下して
いるのです。
で、私は野村つみたて外国株投信やeMAXIS Slimの運用母体と比較するために
Fund's-i先進国&新興国合成やeMAXIS Slim全世界株(除く日本)と騰落率差を
検証した結果、よく分からないがMSCI ACWI(除く日本)指数が怪しいと
結論付けました。
で、ここから先は河童さんが検証してくれた手法と同様に、運用期間が長いeMAXIS
シリーズを用いて、eMAXIS合成とeMAXIS全世界株の毎日毎のの騰落率差を比較して
みます。
最新の運用報告書を基に、双方の実質コストを算出すると
eMAXIS全世界:0.735%
eMAXIS合成:0.730%
つまり、年間騰落率差はコストの安いeMAXIS合成が0.005%高くなるはずなのですが、
実際にグラフにしてみると、ところがドッコイ!
※横軸の項目ラベル編集が手間なので省略
2010年7月から2018年7月までの騰落率差は0~0.5%付近で推移するはずが、
eMAXIS合成が5.5%も高い結果となりました。
先進国:新興国の割合をMSCI ACWI(除く日本)と同じにした合成指数では本家
指数と比較ができないってことです。
河童さんはさらにMSCIのHPからMSCI ACWI(除く日本)指数をダウンロードして
為替影響まで加味して計算されてますが、私はここいらで断念します(^^;笑
この追加検証は努力に対して得られるリターンが少ないからやるつもり無かったの
ですが、人間の欲望とは恐ろしいもので、私の知的探究心がエクセルと1時間以上も
睨みあう行動力を起こさせてくれました。
結果、これ以上の検証はほぼ無理っていう結論なんですけどね・笑
では、eMAXIS Slimの先進国株と新興国株を個別で買い付けた方がリターンが
高いのでしょうか?
この検証は先進国株と新興国株を8.8:1.2の固定比率合成しておりますが、これは
毎営業日リバランスした状態の投資信託を意味しております。
過去実績ベースでは理論的に理想&魅力的なな投資手法ですが、これを実施するのは
非常に困難です。
松井証券の毎日リバランス積み立てサービスを利用すると、割りと似た感じで
実施することが可能ですが、投資スケールが大きくなると毎日の積立て額だけでは
先進国&新興国の比率を維持しきれない為、どっかのタイミングで一括リバランスを
実施する必要があります。
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そして忘れてはならないのが、リバランス時に売却を実施すると課税が
待っておりますので、それによりリターンを圧迫することになります。
要はは理論上での比較方法でしかないので、完全固定比率での積立て投資は
実施不可能な投資手法であり、現時点では諦めるしかありません。
私はポートフォリオを複雑化したくないので、引き続き野村つみたて外国株投信を
つみたてNISA口座×2で、毎日積立て投資を継続していきます。
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