おはようございます・・・
夏のホラー時期に合わせたかのような奇妙な出来事が、MSCI ACWI(除く日本)指数に
起こりました。
これから記載にする内容は原因がよく分かってませんが、何かが起こっていることは
間違いなく、誰か知ってたら教えてほしいって状況です。
今回の異変に気付いたのは先日、野村つみたて外国株投信の運用報告書が
アップされた時です。
私はいつも通り年間実質コストを計算し、eMAXIS Slim先進国&新興国の全世界株
(除く日本)合成.verとリターンを比較していました。
※以後 「slim合成」と呼称します
野村つみたて外国株投信の運用報告書がアップされた日付の騰落率をslim合成と
比較すると、野村つみたて外国株投信がマイナス0.2%程騰落率が低かったのに
違和感を覚えました。
たった半年ちょっとで0.2%の騰落率差は、年間信託報酬をブッ飛ばす勢いです。
そこで下記条件にて、野村つみたて外国株投信とSlim合成の騰落率過渡変化を
比較します。
・比較期間は2018年1月4日から7月13日
・2018年1月4日時点の基準価額を基点とした、毎日の騰落率を算出
・Slim合成の騰落率は、eMAXIS Slim先進国:新興国の騰落率を8.8:1.2で算出
・野村つみたて外国株投信の毎日の騰落率から、Slim合成の騰落率を引く
この条件でグラフをプロットしたのが、下記結果となります
0.000%を基準に、グラフが上にいけば野村つみたて外国株投信が優秀、
下にいけばSlim合成が優秀という事になります。
日々の騰落率差は±0.05%ぐらい起こってるのですが、6月以降に急に、
野村つみたて外国株投信のリターンが悪くなっています。
しかも瞬間的に悪くなっただけでなく、「どんどん悪くなっている」不可思議な
現象です。
eMAXIS Slim先進国&新興国の信託報酬値下げが実施されたのは2017年12月付近
なので、コスト差が影響しているのは最初からです。
よって、6月からの急変に影響はしません。
まずこのグラフから言えることと検証方法は
①野村つみたて外国株投信の運用ミス?
①-1→Fund's-iシリーズの合成騰落率と比較
①-2→eMAXIS Slim全世界株(除く日本)と比較
②eMAXIS Slimシリーズに運用ミス?
②-1→Slim合成とFund's-i合成の騰落率を比較
②-2→Slim合成とeMAXIS Slim全世界株(除く日本)で比較
この4パターンで、大よその犯人が推定できそうです
①-1:Fund's-iシリーズの合成騰落率と比較
野村つみたて外国株投信が利用するマザーファンドは、野村AMが古くから
運用しているFund's-i外国(先進)株式&新興国株式と同じです。
観点としては「野村つみたて外国株投信として運用方法にミスがあるのか」「そも
そもマザーファンドにミスがあるのか」です。
よって、Fund's-iシリーズにてSlim合成と同じ手法でFund's-i合成を作成し、
野村つみたて外国株投信の騰落率と比較しました
信託報酬は野村つみたて外国株投信がFund's-i合成より安いので、騰落率は
野村つみたて外国株投信が高くなるはずです。
よって4月までは野村つみたて外国株投信の騰落率が高いのですが、5月から
横ばい→6月から急に騰落率が低下しています。
同じマザーファンドを使っていても、MSCI ACWI(除く日本)指数に連動させると
何らかのイレギュラーが出るのでしょうか?
現時点では、野村つみたて外国株投信が怪しいことが分かりました。
①-2:eMAXIS Slim全世界株(除く日本)と比較
同じMSCI ACWI(除く日本)指数を対象とする、eMAXIS Slim全世界株(除く日本)との
騰落率を比較します。
観点は、対象指数を同じにした場合、商品によって差異があるのか?です。
eMAXIS Slim全世界株(除く日本)は2018年3月から運用開始しているので、
2018年4月からの短期間となりますが、野村つみたて外国株投信との騰落率差を
算出したのが以下のグラフです
eMAXIS Slim全世界株(除く日本)は運用開始直後の騰落率が振るわないものの
野村つみたて外国株投信に異常が出始めた6月からの騰落率は±0.03%と、
差異はありません。
つまり、①-1では野村つみたて外国株投信が怪しいのかと思いましたが、
①-2の結果から、MSCI ACWI(除く日本)指数が怪しい可能性が出てきました。
②-1:Slim合成とFund's-i合成の騰落率を比較
野村つみたて外国株投信とeMAXIS Slim全世界株(除く日本)に、「6月からの異常」
って観点では、差異がほとんどないのが分かりました。
slim合成の基となるeMAXIS Slim先進国&新興国インデックスファンドに異常が
ないのか?って観点で、Slim合成とFund's-i合成の騰落率差を比較してみます。
信託報酬はSlim合成の方が0.27%安いので、7ヶ月分でざっくり換算すると騰落率差は
Slim合成がFund's-i合成に対して+0.19%以上となるはずです。
概ね予測通りで、Slim合成の騰落率がコスト差分、綺麗な右肩上がりでSlim合成が
Fund's-i合成を上回っております。
注目の6月以降も線の傾きに異常は見受けられないので、eMAXIS Slimシリーズが
運用ミス(超過リターン)をしている可能性はなくなりました。
②-2:Slim合成とeMAXIS Slim全世界株(除く日本)で比較
そもそもeMAXIS Slimの身内同士で比較すると、どうなのでしょうか?
eMAXIS Slim全世界株(除く日本)が利用するマザーファンドはeMAXIS Slim先進国&
新興国株式と同じです。
slim合成と比較することによって、野村つみたて外国株投信に見えない
運用ミスがあるのか、はたまたMSCI ACWI(除く日本)に原因が潜んでるのか
見えてきそうです。
・・・MSCI ACWI(除く日本)指数が犯人っぽいです。
もう1度、野村つみたて外国株投信とSlim合成の騰落率差を見てみます。
野村つみたて外国株投信とSlim合成の騰落率差は、4月から徐々にSlim合成が優勢に
差が出始め、6月以降、ガクッと差が広がっています。
この傾向はeMAXIS Slim全世界株(除く日本)とSlim合成でも一致しております。
つまり、MSCI ACWI(除く日本)指数が1番怪しい!・・・のだが、結局原因が
分かりません。知ってる人!誰か教えて!!
実は、たわら合成とニッセイ合成も計算して色々比較してるのですが、比較すれば
するほど意味不明になってきました・・・
結論!
ニッセイもたわらも混ぜて比較すると、
★★★
ただのマニアの戯言なので、投資が趣味でも何でもない人は、こんなこと
気にしなくていいですからね(^^;
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