おはようございます
2018年7月7日(土)熊本で開催された熊本銀行と商品提供しているセゾン投信の
セミナーに家族全員(私・妻・幼稚園児の我が子の3人)で、参加してきました。
昨年のセゾン投信&バンガードとのセミナーに引き続き、きしやん家としては2年連続
2回目のセミナー参加になります。
セミナーに参加した目的と結論としては
<目的>
子供に積み立て・投資という存在を、身近に感じさせる
<結論>
・プロの説明を聞くことは、自分の理解とのギャップを修正するのに大変重要
・我が子は、「ピーマンショック」と「つみたて兄さん」を覚えた
・知識ゼロの人が1時間半で、投資のプロセスを理解するのは難しい
・最後の最後に熊本銀行の司会者が、せっかくのセミナーを台無しにした・・・
1.セミナーの大まかな内容と雰囲気
参加人数と年齢層
参加者は17人ぐらいでしょうか?
年齢層はざっくりこんな感じで、20歳代はゼロ人でした。
今回のセミナーのお題目が「コツコツ資産を育てよう つみたてNISAの活用術」
ですので、資産形成を真っ先にとりかかるべき30~40歳代が半数以上占めてるのは、
大変喜ばしいことだと感じましたね。
セミナーの内容
今回の講師は中野社長ではなく、事業推進部の磯部さんというスラッとした若い
イケメンさんで、まさに王子・笑
セミナーの内容は、大きく分けて
1.セゾン投信の紹介
2.金融資産の内訳に於ける、アメリカと日本の違い
3.サザエさんを題材に、日本の年齢構成比と社会情勢
4.つみたてNISAが出来た経緯と内容
5.長期投資の効果
6.なぜ積み立て投資なのか
7.国際分散の重要性
8.世界の株価はなぜ成長するのかを、分かりやすく説明
9.つみたてNISAでの期待リターン800万→1200万
ざっとこんなもんで、詳細の説明は省きます(笑)
印象的だったのは、
・セゾン投信の紹介の際、セゾン投信のバランスファンドはインデックス
ファンドではないので、言葉選びは慎重だった(笑)
・サザエさんを題材にした最、「長生きリスク」は言葉がおかしい。真のリスクは
長生きによって「老後資金が枯渇するこ」で、長生きできるのは素晴らしいことです
・国際分散の重要性の時に、磯部さんの「リーマンショック」って単語に我が子が
「ピーマンショック!?」「ねぇお父さん!ピーマン大好きよ!」って
喜びだしたのに対して、笑いを堪えるのが必死だった
で、1時間半のセミナー聞き終わって素直な感想としては、
この時間で投資のプロセスを理解しきるのは難しい
でしたね。
セゾン投信のセミナーも投信ブロガーさんの書籍と共通する所があって、単語レベル
での事前知識がないと、資産形成のイメージがしきれないと思うんです。
※私の理解力が足りないだけかもしれませんが・・・
セミナーに参加したから投資プロセスの心得OKとか、この本1冊読んだから
完了ではなく、類似したセミナーや有料書籍にも手を広げたり、反対の考えを持つ人の
記事やブログも読んでみて初めて、投資というものが身近に感じれると思います。
セゾン投信のセミナーや投信ブロガーさんの書籍は、自分が描く投資のプロセスの
不足分を補完し、もう一歩先に進む為の「糧」として、利用された方が良いです。
それか今回のセミナー等を切っ掛けにして、さらなる学びに繋げるとかですね。
なんにせよ投資は、小額からDCAPで始められる事を推奨します
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で、最後に大問題発生
ここまでがセゾン投信セミナーへの素直な感想であり、わが子もピーマンショックを
覚えて(笑)非常に満足していたのですが、最後にきしやん家の満足感をぶち壊して
くれる出来事が起きました。。。
講師をされたセゾン投信の磯部さんの挨拶後に、〆の挨拶として司会・進行を
していた熊本銀行の女性スタッフが発言した一部分を引用します
当銀行でも、つみたてNISA用のラインナップの中に、今人気の
「ひふみプラス」も取り扱っておりますので☆・・・云々
・・・・・。
この発言には2点、非常~によろしくない所があります。
<1点目>
私以上に妻が怒っていたのですが、セゾン投信とのセミナーにも関わらず、他社の
投信(商品)を宣伝する失礼さです。
TVとかで全国に放映されてる訳ではないですが、少なくとも会社同士の商品・
サービスPRを兼ねたセミナーという公の場で、全く関係ない他社製品のPRするとか、
提携解消等のトラブルになります。
それを司会・進行していた熊本銀行の女性スタッフが理解してるのか不明ですが、
シレっと
今人気の「ひふみプラス」も取り扱っておりますので☆
って発言をする限り、相当マズい発言をした認識はゼロなのでしょう。
<2点目>
何を持ってひふみプラスを勧めようとしたのか、理解に苦しみました。
ひふみ投信が人気あるのは周知の事実ですが、だからと言って参加者全員に
「人気があるから」を理由に、金融商品を勧めて良いとは思えません。
なぜなら、家電製品等は価格.comの人気・売れ筋ランキングで選んだ結果、不満は
あっても「買う価値がなかった」って程の大間違いはないでしょうが、金融商品は
自分のお金を預けてもリターンが確約されていいない為、「人気があるから」を
理由にした選び方をしてはいけません。
仮に「人気があるから」を理由で金融商品を選び、その結果資産が吹き飛んでから
金融機関に「どうしてくれるんだ!」って文句言おうが、それは自分で選んだ
投資家自身の責任で片付けられてしまいます。
投資を始める際に選ぶ金融商品は、自分が耐えれるリスク(許容度・選好度)を考える
必要があり、それは己の年齢・世帯収入・仕事の安定度合い・家族構成・現金貯蓄量
から初めて検討できるのであって
「人気があるから私も!」
なんて考え無しに選ぶと暴落相場時にパニくって売却し、市場の肥やしとなって
大事なお金が消えていくことになります。
そう、誰も助けてはくれないのです。
熊本銀行の人は仕事上の立場と善意で発言したつもりかもしれませんが、セゾン投信の
セミナーに参加した人達がその「お勧め発言」を基に、何も考えずにひふみプラスを
買い、 市場の肥やしになってしまったら、恐らく
熊本銀行(金融機関)に騙された!
って、投資家としての自分の責任は完全無視したクレームをつけてくることでしょう。
それがまたSNS等で噂となって蔓延し、また大勢の人が投資の世界から銀行貯金の
世界に戻ることになのです。
そうなると、どれだけ国が「貯金から投資へ」「貯蓄から資産形成へ」って
スローガンを掲げても、世の中のお金体質は変わりません。
つまり金融業会は、自分たち金融機関の安易な発言・営業が切っ掛けとなって、顧客の
信頼を失い、自分達の業界を苦しめるだけとなるのを、もうちょっと自覚して
ほしいもんですね。
投資は自己責任の世界だと肝に銘じて、聞く側も発言する側も関わっていきましょう。
★☆★★
セミナー終了後帰宅してから、我が子はセゾン投信の磯部さんのことを思い出して
「つみたて兄さん(つみたてNISA)」って呼んでます。
そういえば前にインデックス投信ブロガーの たわら男爵さんが
「金融庁は つみたてワニーサなんか作ってないで、NHKとタッグを組んでEテレを
活用し、つみたて兄さんによる、つみたて体操を普及させよう!」って
言われてました。
つみたてNISAを普及させる為に子供向け番組で親子絡める作戦は、非常に的を得た
提案だと再認識しましたね。
ちなみに我が子に「お父さんも、つみたて兄さんよ!」って言ったら、
「え~!お父さんはお兄さんじゃないよ!」って、悲しい指摘されました・・・
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