親が子に教えよう!お金と資産形成の世界☆

熊本県菊池郡某所に住む、金融業会とは無縁な職種の会社員です。 人生100年時代といわれる世の中を生きていくため、学校はおろか親からも教わったことのない『お金と資産形成』という世界を我が子に教える為、自ら学び・実践しております。 このブログは、その軌跡とアウトプットの集合体です

ひふみ投信と独立系証券会社って何ですか?

 

ブログの問い合わせフォームより、質問をいただきました。

 

 内容を要約しますと

ひふみ投信は他証券会社の投信と、どの様に違うのか?
独立系証券と、野村証券大和証券の違いは何か?

 

インデックス投資家は日々ブログのネタに困り気味なので、このように

新たな思考をいただける問い合わせは非常に嬉しいです。

 

なにより、「あぁ、俺のブログ見てくれてくれてるんや~!」って、励みになります☆

 

ではさっそく、私の理解の範囲でひふみ投信に関してお答えしたいと思います

 

1.ひふみ投信とは?

ひふみ投信とはレオス・キャピタルワークスが運用・販売する投資信託で、

主に日本国内の中・小型株を中心に成長が見込める割安な銘柄に対して投資をして

高いリターンを目指す運用スタイル(アクティブファンド)になります。

 

ひふみ投信カンブリア宮殿を発端に超有名な投資信託になりましたが、それ以外は

通常の公募型の投資信託と同様で、いつでも・誰でも購入が可能です。

 

「ひふみ」と関するファンドが実は3つ有り、購入元がそれぞれ異なります

 

ひふみ投信:レオスキャピタルワークスでの直接販売(通称:直販)

ひふみプラス:レオス以外の他金融機関で販売されている

ひふみ年金:確定拠出年金口座でのみ買い付けが可能

 

ひふみ投信は一般的に国内株式のアクティブファンドで認知されてますが、

最近は日本国内に割安な成長を見込める株式がなくなってきたとの事で、

ひふみ投信の組み入れ銘柄にアメリカ企業が増えてきております

 

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ひふみ投信の特長の一つとして資産形成応援団というサービスがあり、ひふみ投信

一定期間以上保有すると信託報酬を下げてくれるので、非常に投資家思いの投資信託

あることがいえます。

 

 

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ちなみにこの恩恵を受けれるのは「ひふみ投信」のみであり、ひふみプラスや

ひふみ年金では、この信託報酬低減サービスを受けれません。 

 

そして肝心の運用成績ですが、運用開始からのパフォーマンスを見てみましょう

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ひふみ投信は日本の代表的な株価指数であるTOPIXに対して、2008年9月設定以来

4倍以上のリターンを叩き出しております。

 

その成績がメディアに報じられ、カンブリア宮殿放映の2017年2月以降、

純資産総額が爆発的に増えているのが分かります

 

現在のひふみ投信、ひふみプラス、ひふみ年金の合計純資産額は、

合計で7700億円オーバーになります!

 

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2.独立系証券会社って何?

 

 独立系証券会社と言っても、有価証券の売買をして利益を出す構図は、通常の

大手証券会社と変わりはありません。

 

自動車メーカーでいうと、アメリカの大手自動車メーカーはGMやフォードが

ありますが、独立系証券会社はアメリカ自動車メーカーでいるテスラモーターズ

みたいな位置づけです。

 

私が感じる独立系証券会社のイメージは、大手証券会社(野村や大和)と違って、

より投資家(顧客)目線に立ったサービス展開をしていように感じます。

 

大手証券会社も顧客目線で仕事をされているのは間違いありませんが、利益規模が

小さい個人投資家を軽視している感じは拭えません。

 

大手証券会社は従業員の給料が非常に高く、且つ、雇っている人数が多いので、

企業として高い営業利益を求められますので、それはある意味仕方のない

ことでしょうね~

 

そうなると自ずと資産運用部門より販売部門の権力が強くなってしまい、ついつい

手数料を高くとれる商品の販売に力が入るから、真の個人投資家目線にたった商売が

難しくなるんでしょう。

 

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投資信託A等の毎月分配型等の投資信託はリターンが非常に高く見えるので、

販売側は顧客に売りやすく、高い手数料(信託報酬)収入が得られます。

 

しかし、信託報酬は顧客(投資家)が積み立てた資産から徴収するので、

証券会社は儲かった分だけ、投資家はリターンを毟り取られることになる

⇒利益相反の関係になります。

 

身近に売ってる商品・サービスは一般的に、高い値段を払った分だけ

「性能が良い」「耐久性が高い」「上質なサービスを受けられる」等の正比例の

関係性がありますが、投資商品に於いては、高い手数料を払ったからと言って

高いリターンが得られる訳ではありません。

 

投資商品は高い手数料を払った分だけ、自分のリターンを圧し縮めることになるので、

一般商品・サービスの様な正比例の関係性にはならないのです。

 

そんな中、より顧客(投資家)目線に立って、可能な限り手数料(信託報酬等)を

低くして、投資家に長期的に高いリターンを得てもらおうと立ち上がったのが、

独立系証券会社達である

 

・レオスキャピタルワークス

ひふみ投信

コモンズ投信

セゾン投信

鎌倉投信

達です。

 

これら独立系証券会社の特長は、運用と販売を自社にて行うので、

販売側が大きな権力を持つことはありませんし、ほとんどの投資商品が

販売手数料が無料(=ノーロード)になります。

 

他には年間通した顧客や初心者向けのセミナーを全国で行っているのも

独立系証券会社の特長でしょう。

 

現に私も、昨年熊本で開催されたセゾン投信のセミナーに参加しました

 

(前編)セゾン投信 with B の10周年記念セミナー in 熊本に行ってきました - 親が子に教えよう!お金と資産形成の世界☆

 

(後編)セゾン投信 with B の10周年記念セミナー in 熊本に行ってきました - 親が子に教えよう!お金と資産形成の世界☆

 

 

では、独立系証券会社にデメリットはないのか?と言われれば、もちろんあります。

 

・グループ会社ではない故の、自社経営が成り立たなくなった場合、株主以外に

  助けてくれる仲間がいない 

・有人窓口の販売網が少ない or もしくは無いので、営業力に欠ける

 ・大手証券運用会社の、手数料(信託報酬)超絶値下げに対抗できない

 

 この辺でしょうね。

 

独立系証券会社が生き残るには、如何に投資に対する理念・成績・サービスで

他社とは違う色を出していく必要があると感じます。

 

レオス・キャピタルワークスのひふみシリーズは今でこそ運用成績が良くて

注目されていますが、10年・20年後の未来は分かりません。

 

自分が何を信じるのかになると思いますが、アメリカのバンガードの様な、

絶対潰れなさそうな投資信託運用会社も日本に欲しいですね。

 

問い合わせを頂いた人の回答になってれば幸いです。

 

以上、教えてきしやん!コーナーでした☆

 

 

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