先週末は、ちょっとマニアックな我々投信ブロガーにとって1大イベントである
Fund of the year 2017の結果発表がありました
このブログでも結果の速報を配信させていただきましたが、今回のFund of the year
2017の結果に対する考察をしたいと思います。
まずはランキングと信託報酬の比例グラフとなります。
この2年間で信託報酬の値下げ合戦が行われた結果、Fund of the Year 2017
の信託報酬はだいたい0.2%あたりで推移しております。
次にアセットクラス全体での割合となります
※得票数を基に算出
※債券クラスが組み入れられていても株式が全世界株式なら、世界株の項目に入れております
このグラフから読み取れるところは、やはり全世界株式への分散が可能となる
バランスファンドは人気が高いということです
楽天証券の山崎元さんはバランスファンドに対して否定的ではありますが、
個人投資家たちにとっては納得できる信託報酬の範囲内ならやはり
バランスファンドを選ぶ傾向が高いことが分かります。
このグラフから読み取れる二つ目のところは、やはり米国株の人気が
高いというところでしょうか?
2017年までS&P500指数へ投資ができる魅力的なインデックスファンドがなかったのは
事実ですが、バンガードの ETFである VTI 、VYMはファンドオブザイヤー2016まで
これといってランキング入りしていませんでした。
そこから思うところは、やはりこの一年間の米国株式の上昇に伴う相場に
乗り遅れたくないと思う投資家心理なのではないでしょうか?
これが相場暴落時の状態だったとしたらまた違った結果になったように思えます。
米国株の上昇にしろ仮想通貨の高騰にしろ、世界中の投資家たちが強気に
なりすぎている気がしますね。
では最後にランキング全体に占めるバンガードの割合です。
※得票数を基に算出
※赤文字が、バンガードに関する商品です
日本の投資信託市場にも関わらず、バンガードが全体の1/3を占めています。
このバンガードの比率とアセットクラスの比較における世界株の人気からすると、
運用会社を問わずバンガードのVT&信託報酬を安くしてしまえば、どこの会社でも
いいって感じがしますね。
そんな中でも野村つみたて外国株投信は、個人投資家のニーズである世界株式の
バランスファンドでありつつ、信託報酬を最安値クラスで抑えています。
純日本産のインデックスファンドとして、いぶし銀のようなものを感じますな。
米国株とヴァンガードの割合からやら投資信託業界もスマホで言う
i phone のようにアメリカにやられちゃっています。
それが魅力なのかブームなのか分かりませんが、私は野村つみたて外国株投信が
自分のスタイルにストンと落ちるので、これからも愚直に毎日コツコツ積立て
いきたいと思います。
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