相場の予想はつかない。
だから、相場の予想はしない。
よって、投信の購入は「給料日の日」と決めて設定をし、
そう決めてインデックス投資を始めたのに、
そして憧れる、毎日積み立てという手法。
そんな中、NIKKEI STYLEから興味深い記事がUPされてました
「積立投資に驚きの結果 購入頻度でリターンに大差なし」
なんだってぇぇ!!??
一般的に買付けタイミングは毎月と毎日で差はないと言われています。
理由としては10年・20年と言う長い時間で投資をすると、たった30日間(1ヶ月)の
中での買付けタイミングは、ほとんど誤差レベルで収斂していくと言われてる
からです。
インデックス投資アドバイザーのカン・チュンドさんは長期投資を続けるにあたって、
下記の発言をされています
「投資と言う存在を生活に近付けすぎない為に、投資タイミングは付きに1回に
した方が良い」
はたしてそうなのでしょうか?
SBI証券・楽天証券が皮切りとなって毎日(毎営業)積立てが一般化してきたので
私も毎日積立てを実施してますが、毎日積立てサービスが実装されるまでは毎月の
買付けタイミングになると、 「安く買えないかな~?」って気になってしまう日々が
続いてので、私の場合カンさんの考えと真逆な現象が起きてました。
実際に1ヶ月間で振り返ると毎日積立の場合、絶対的に安く買えてるタイミングは
何回もあります。
私の主張はカンさんと真逆でして、値動きが気にならなくなるぐらい買付け
タイミングを分散すれば「今月は安く買えるかな?」ってソワソワ感がなくなるので、
良い意味の「諦め」で、投資と言う存在が薄く感じました。
とは言っても、毎日投資で不安・ソワソワ感が払拭されてもリターンが全く
伴わなかったから意味がないので、NIKKEI STYLEが「ほとんど大差なし」と
言ってる「大差」がプラス側なのかマイナス側なのか、検証結果を見てみましょう!
まずは日経平均と米ドルを毎日・毎週・毎月で買った場合の表です 。
結論に「差が付かない」と書いてますが、毎日と毎月では、毎日の方が
5年・10年・20年で見ても全て、0.2%程高いですね。
1.積み立て頻度による5年間でのリターン差
では次に、投資対象を投信にした内容での比較が、下の表です。
投資信託で比較した結果も、概ね毎日積み立ての方が少々リターンが高いですね。
各アセットクラス後とのリターンをサマライズしました
<株式クラス>
毎日 > 毎月 = +0.2~0.3%
<債券クラス>
毎日 ≒ 毎月 = ±0.1%
<リート>
毎日 > 毎月 = -0.1~+1.1%
<バランス>
毎日 > 毎月 =0~+0.1%
2.積み立て頻度による10年間でのリターン差
ではここからさらに、10年間で比較するとどうなるのでしょうか?
10年近く運用されているインデックスファンドの基準価額をモーニングスターより
「毎日」と「毎月」でデータをDLし、積み立て頻度違いでリターンを検証したいと
思います。
検証に利用した投資信託は下記の4つです
<国内株>
野村DC国内株式インデックスF・TOPIX 2007年9月26日~
<先進国株>
野村DC外国株式インデックスF・MSCI 2007年9月27日~
<新興国株>
eMAXIS新興国株 2009年10月28日~ ※微妙に10年間足らず
<バランス>
セゾンバンガード・グローバルバランス・ファンド 2007年3月15日~
上記4つのファンドのリターンを運用開始日から2018年8月8日までの期間で、
積み立て頻度 『毎日 vs 毎月』の結果が下記の通になります
またまた面白い結果となりましたね。
10年間での積み立て頻度によるリターン差を比較すると、毎日積み立てが有利と
なったのは先進国株のみで、残り3資産クラスは毎月積み立ての方が有利と
なりました。
<検証結果>
5年間では毎日積み立ての方が有利だったが、10年間では逆転した
3.検証結果による考察
では15年間では?となるとデータがないのと、どちらが有利なのか予想できませんが
過去のリターンは将来のリターンを保証してる訳ではありません。
要は、どっちでも良いってことです。
私が思うに、買値が気になって仕方がない人は毎日積み立てで、そうでも無い人は
毎月積み立てで良いのではないでしょうか?
大事なのは長く市場に居続けることですので、長期投資の過程で自分がストレスに
感じにくい方を優先されればOKだと思います。
さて、この積み立て頻度 毎日 vs 毎月が気になって検索されたと言う事は、
投資手法「一括投 vs 積み立て」も興味があると思われますので、下記記事を
参照下さい☆
www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com
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