親が子に教えよう!お金と資産形成の世界☆

熊本県菊池郡某所に住む、金融業会とは無縁な職種の会社員です。 人生100年時代といわれる世の中を生きていくため、学校はおろか親からも教わったことのない『お金と資産形成』という世界を我が子に教える為、自ら学び・実践しております。 このブログは、その軌跡とアウトプットの集合体です

こんな「150万円でもイケる」なんて記事こそ、考えが甘すぎる

www.msn.com

 

このネタを提供した大江英樹さんの著作は何冊か読んだことがあり、

金融に関するアドバイザーとしては良い人だと思います。

 

が、この人はけっこー極端なスタイル派な人でもあり、

貯蓄150万円で生活できるのは、この人の現貯蓄と、現在の年金制度だからです

 そもそも大前提が、この大江さんは既に年金を受給している世代です

 

合わせて既に著作による収入もあり、明らかに一般サラリーマン世帯とは異なります

 

そして何より、まだ30~40歳の現役世代からすると、我々が年金を受け取る時

年金を収めてる世代人数が今より3割減ってます

 

つまり、この手の記事で公的年金がもらえる収入も計算しましょうってのは

今まさに年金をもらうリタイア世代であって、私達が真に受けて良い内容では

ないのです

 

具体的な数字で言うと、65歳以上(年金受給してる高齢者)と

働く現役世代の比率は

 

今:1人の高齢者を約4人で支えている

30年後:1人の高齢者を約3人で支えている

50年後:1人の高齢者を約2人で支えている

 

このブログを見ている30~40歳の現役世代が年金をもらう時、年金定期便で

送られてくる金額を維持するなら、貰える合計金額を

3/4(貰える年齢を遅らせる)にするか、支払わせる金額を

4/3倍にするしかありません。

 

生活保護があるでしょ!なんて思ってる人は、はっきり言って

甘すぎです。

 

年金は長年の積立やGPIFの運用での運用で蓄えがありますが、生活保護

100%税金で対応です。

今より納税する人数が減る中で、国が両腕広げて救済なんてできないんですよ

 

国の制度や法律を変えるのではなく、自分が経済的自立・改革をしないと

人としての生涯を終える事はできないと思ってます

その為の手段を、このブログで伝えていきたいです

 

将来を考える時、今の制度・収入・支出を基準にしてはいけません

 

けっこー悲観的に想像したぐらいが、調度いいレベルなはずです