投資スタイルによってお勧め銘柄は異なりますが、私の投資スタイルである
余剰資金での「長期」「分散」「積立」に於ける、
先進国債権インデックスファンドのお勧め銘柄を紹介します
債券インデックスファンドは期待リターンこそ低いものの、
株価下落時は逆の値動きをする資産クラスの為、自身のトータル
資産に於けるクッション的な位置づけとなります
んがしかし、海外の債券となると、ちょっと話は変わるのです
株価は中・長期的には為替の影響を受けませんが、「紙幣」である
「債券」は、もろに為替影響を受けます
SMTインデックスシリーズで、過去3年間の値動きを見てみましょう
・先進国株式(オレンジ色)
・先進国債券(緑色)
・国内債券(赤色)
横軸「16」の期間を見ると、ちょっとショック受けますね
なぜかって?
クッション機能であるはずの「先進国債券」が、「先進国株式」と
ほぼ同じ動きをしてます・・・
そしてこの期間、国内債券は完全な逆位相で動いております
理由を説明しましょう。
日本の「債券」は現状世界的な安全資産の位置づけである為、世界経済の
下落発端が日本以外である限り、世界中が日本円に逃げる為
円高になります
実際は先進国の債券価値は上昇してますが、日本円で外国債券
インデックスファンドを購入してる我々は、為替の影響の方が
大きいので、先進国株式に似た値動きをするのです
アメリカの債券市場を例にしてみましょう
2015~2016年に於けるアメリカ債券利回りと、為替は
米国債利回り 為替(円/$)
2015年 2.1% 121円/$
2016年 2.4% 108円/$
債券の利回りは1.14倍増えてるが、ドルの価値が1.07倍下がってるので、
単純計算で債券の上昇は0.07倍増えたレベルにしかならないのです
この時に「為替ヘッジあり」の債券インデックスファンドを選択してると
円高による為替影響をなくせますが、その分余計なコストがかかります
日本は将来的に衰退していく国である為、現状安全資産である日本国債も
未来永劫その地位でいれるかは不明です
「為替ヘッジあり」は、円高にのみ恩恵ありますが、円安時は意味なしです
債券インデックスファンドへの為替ヘッジ有無は個人の投資スタンスに
より異なりますが、債券は「紙幣」である事から、紙幣価値への分散観点で
先進国債券インデックスファンドも、為替ヘッジなしで良いのかと思います
為替ヘッジありでの信託報酬安いのは、たわらノーロードシリーズのみですね
私も先進国債券インデックスファンドの扱いには、まだ迷ってます。
参考までに、我が家の債券クラスに於ける「国内:先進国」の割合は
30%:10%です。 ※債券の割合は、全資産トータル40%です