小さい頃、お年玉をもらったら親に「銀行に貯金しておくからね」を
言われ続け、手元にお年玉や臨時お小遣いでお金が来るたびに
「貯金」
「貯金」
「貯金」
を、何度も何年も繰り返して来たと思います。
そこで根付いた銀行へのイメージは
私達のお金を守ってくれる「お医者様」か、「弁護士」でしょうか?
確かに「貯金箱」って意味では、近所の支店が火事で消失しても、
別の支店やコンビにのATMで出金できるので、たしかに
「守ってくれてます」 ※1,000万円まで
では銀行って、どうやって収入を得てるのでしょうか?
①ATMから出金した時の手数料
②お金を貸した時の、利息
③投資商品を販売・運用した時の、販売手数料
④国債を購入しての、利息
当然ながら全て、お金に関連する物が銀行の収入源です。
②は法律を遵守してる限り闇金と区別できますが、③に関して
大半の人は恐らく、その手数料が高いか安いかは知らないけど、
銀行様は私達の為にお仕事してくれてるのだから、
私が投資したお金も、大事に資産形成してくれるはず!
って、思ってると思います。。。が、
はっきり言って銀行が興味あるのは
あなたの資産形成ではなく、そこから取れる手数料だけです
※別に私は、銀行を敵視なんてしてません
ちょっと業種を変えて、飲食店を例題にとると
A店:めっちゃめちゃ美味しいランチが10,000円で食べれる
B店:割と美味しいランチが1,000円で食べれる
C店:たいして美味しくもないランチが1,000円で食べれる
間違いなく、C店は廃業ですよね。
A店は金持ち&マニア層しか支持されませんが、ほぼB店に人は入ると思います。
そう断言できるのは、値段に対して
「誰にでも分かりやすく良し悪しの評価が出来る」からです
では銀行に話を戻して、「投資信託で資産形成の相談」をした場合を
想定しましょう
何も知らないあなたに対して銀行員は
何倍も高い利益が期待できますよ!」
って勧めてきても
資産運用の知識が無いと、カタカナや数字のリスクを説明されて、
イマイチ理解が出来てなくも、
「銀行様は私達の為にお仕事してくれてるのだから、任せよう♪」
ってなると思います
何でかって? それはもう
【銀行様】
だからです
この時点ですでに、「購入手数料」と「運用手数料」が発生し、
あなたが銀行の「カモ」確定するのです。
見る見る内に価値が下落してしまい、あなたの資産は元本割れが発生。
そこで銀行様はこう言います
「この度は市場環境が良くなく、残念な運用結果となってしまいました。
今話題のAIに投資をする商品が新設されました。
こちらで損を取り返しませんか?」
と、勧められます
ここで、アルゼンチン国債へ投資する投資信託の「解約手数料」が取られて、
AIに投資する投資信託への「購入手数料」がとられます
これがいわゆる回転売買と言い、金融庁からも目をつけられてます
ちなみに、「投資は自己判断」ですので、銀行様に勧められた投資信託の
成績が悪くても、銀行様に責任はないのです
そしてこのAIに投資をする投資信託が、運用成績から運用手数料を引いて、
ちょこっとの利益があなたにあったとしても、これが良いのか悪いのかも
分からず、投資を続けてしまいます
飲食店なら誰でも「美味しい」「まずい!」「接客の態度悪い!」の判断が
できますが、誰からも教わったことの無いお金の運用に関しては、
銀行様が言うこと意外、何も判断ができない!!
って流れになってます。
魅力の無い商品は、売れずに消えていくのが資本主義の摂理なのですが、
銀行が販売する中の魅力の無い投資信託等は、口車に乗せられた
人たちが買い続けるので、残り続けるのです
ではここで、九州地区で知名度の高い「肥後銀行」が扱う投資信託の
ラインナップの一部を見てみましょう
市場平均(インデックス)の株式に連動する「長期・分散」観点で、
投資信託に投資するとなると一般的に
「先進国(外国)株式インデックスファンド」が最有力になるのですが
肥後銀行で選択できるのは
「野村インデックスファンド・外国株式(愛称:Funds-i外国株式)」
購入手数料:1.08%
信託報酬:0.594%
しかもこの投資信託、「インターネット専用」ってなってる時点で、
肥後銀行の窓口では販売すらしてもらえません。
私が「SBI証券」にて、積み立て投資に利用している
「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」では
購入手数料:0%
信託報酬:0.216%
信託報酬はたかだか「0.378%」の差と思いがちですが、10年間
積み立てると、合計3.78%が手数料として多く徴収される事になり、
世界の経済成長は4~5%ぐらいなので、丸々1年分の利益が
無くなる事になります。
そして昨今のインデックスファンドのコスト競争により、SBI証券、
楽天証券等を利用すれば、銀行から購入するよりはるかに安く、
投資信託が購入できますし、販売手数料ゼロがほとんどです。
ちょっと知識さえつければ、ネットでクリックで片付いてしまうのです
銀行に投資・資産運用の相談をしてはいけない最大の理由は、相談する人の
無知に対して、銀行はあなたの家の「お金の流れ」「お金の量」
「家族構成」まで全て把握されているのです
①学費を銀行引き落としにしてると、何年後に子供が入学・卒業するが分かる
⇒生命保険や学資保険を勧めれる
②あなたの給料を入れていると、年齢から何年後に退職するか分かる
⇒投資信託や外貨預金を勧めれる
等、人生のイベントに対して打てる手がたくさんあるのです。
実際、退職金が振り込まれた瞬間、銀行支店のお偉いさんから
電話かかってきたりするそうです。
「この度 御定年されたと伺いました。お疲れ様でございました。
貴重な退職金を、当行にて責任もって、運用させていただきます」
と。
銀行は別に悪徳業者でも何でもないですが、付き合っていくには
それ相応の知識と距離感が必要だと言う事です。
合わせて、ファイナンシャルプランナーや速見もこみちがさんがCMしてる
「保険の窓口」も同様に、どっかの銀行や保険屋を仲介してるだけで、
「無料相談」と言いながら、仲介している金融機関の商品を売って、
そのマージンをもらっている人が多数なのも実情です
世の中「無料相談」程、知らない間に高くつく相談はありません
<結論>
・鋼鉄の貯金箱(1000万まで)
・住宅ローン
・日本国債の発行窓口
銀行とは上記3点以外、関わらない事が無難だと思います