積立投資を始めてみたい！
でも、リターン下げたくないけどリスク下げたい！って人の願望に答えるべく、
分散投資という観点で、ポートフォリオの検証してみたいと思います。
リターンは過去の実績から将来を予測することができないことを念頭に置く必要が
ありますが、リスクに関しては概ね過去の実績を基に推定することが可能と
言われています。
そこで毎度お馴染みmyINDEXさんの資産配分ツールを利用して、過去20年間に於ける
日本株式と先進株式のリターン・リスクは下記の通りです
【投資信託を用いるなら】
eMAXIS Slim TOPIX：100% eMAXIS Slim先進国株：100%
日本は昨今でこそ株価が上昇して日経225が2万円台に到達したとは言え、
バブル崩壊前の3.8万円には程遠い状況です。
なもんで、日本株式は先進国と比較するとリターンが半分程度しかない割りに、
リスク（ブレ幅）にあまり差異はありません。
じゃぁ、日本株と先進国株を半々にしたらどうなるのでしょうか？
【投資信託を用いるなら】
eMAXIS Slim TOPIX：50% eMAXIS Slim先進国株：50%
イメージとしては、下記の通りかと思います。
日本株100%と先進国株100%を線で繋いで、その中間地点となるところだと
リターン：4.2% リスク：18.4%って感じですかね？
残念ながら（嬉しい方向にかな？）、上記イメージにはなりません。
現代ポートフォリオ理論によると、分散効果と相関効果によって、
日本株：先進国株を半々にした場合のリターン／リスクは下記の様に
なるのです。
※私が計算している訳ではなく、myINDEXの出力結果です
凄いですよね？
予測できないリターンは日本株以上・先進国未満にはなるものの、リスクだけが
一気に低くなります。
じゃぁ、可能な限りリターンを維持したままリスクを最低限にまで下げる組み合わせを
調べてみたいと思います。
日本：先進国の割合を90~10%：10~90％の全組み合わせを行った結果が、
下記グラフです。
投資の世界に興味をもたれて、少し小難しいことが記載されているサイトを
覗いたことがある人なら見た事ある、いわゆる効率的フロンティア線図ですね。
このグラフには新興国株式を含んでいないので、真の意味で効率的フロンティア
線図にはなりませんが、日本株と先進国株を10%刻みで保有比率を組み合わせた結果
リスクを一番下げる組み合わせは上記グラフの赤丸部位になります。
リターン：4.4％ リスク：16.8％
それがタイトル通りの日本株60%：先進国株40%の組み合わせであり、いわゆる
最小分散ポートフォリオってやつですね。
※たぶん意味合ってる・・・はず（＾＾；
それを投資信託で再現するなら
eMAXIS Slim 先進国：40%
にて、積立投資を続ければOKです。
------------------------以下 おまけ---------------------------------------
せかっくなので、新興国株に対する日本株 or 先進国株の全組み合わせで
効率的フロンティア線図を作成してみました
あえて色を分けているプロットは、ちょっと面白い結果が得られたので
次回以降の記事にしたいと思います。
-----------------------------さらに、おまけ------------------------------------
この記事にて、記念すべき200記事目でした☆
これからもボチボチやっていこうと思います
↓↓ブログランキングの投票ボタンです。良ければ、ボタンをクリックしてもらえると嬉しいです☆
