親が子に教えよう!お金と資産形成の世界☆

熊本県菊池郡某所に住む、金融業会とは無縁な職種の会社員です。 人生100年時代といわれる世の中を生きていくため、学校はおろか親からも教わったことのない『お金と資産形成』という世界を我が子に教える為、自ら学び・実践しております。 このブログは、その軌跡とアウトプットの集合体です

(前編)初心者向け&年齢別向け金融商品がダメな理由を数値で紐解く

  「投資 フリー画像」の画像検索結果

 

 

おはようございます。

皆さん、投資歴はどれぐらいですか?

 

この質問に対して金融機関で「初めてです」って答えると恐らく、

下記回答がやってくるかと思います。

 

回答1:初心者向けには、○○○の投資信託が人気です!

 

回答2:お客様の年齢に合わせたリスク設定の商品がございます♪

 

 

特に回答2はいわゆるターゲットイヤー型と呼ばれる商品で、日本人が大好きな

○○年代ならこれ!って名前がついた商品です。

 

先日東洋経済オンラインで、大江英樹さんが必読な記事をアップされていました

 

toyokeizai.net

 

記事を要約すると

 ①初心者に勧める「リスク限定型商品」は、年間手数料(信託報酬)が高すぎる

 ②商品でリスクをコントロールするのではなく、想定リスクに対して投入金額で

  調整しよう

 

ってことです。

 

この記事に関して、ターゲットイヤー型であるハッピーエイジングという投資信託

題材に、初心者向け&年齢別向け金融商品がどれだけお勧め出来ないかを、数字で

紐解いてみたいと思います

 

 1.ターゲットイヤー型投資信託 ハッピーエイジングとは

 

損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント株式会社が運用する、

年齢をイメージさせた20~60の5種類を取り揃えており、それぞれ

株式:債券の比率を変えた組み合わせで構成している投資信託シリーズになります。

 

私はターゲットイヤー型の投資信託はコストが高くてお勧め出来ないと思っていますが

商品コンセプトに関しては、全ての個人投資家が学ぶべき観点が表現されています

 

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 ちょっと首を傾げたくなるのは、若いからリスクをとった方が良い訳でもなく、

それは本来個人のリスク許容度によるものです。

 

しかしアセットアロケーションを検討する上で非常に参考になるかと思いますが、

 ハッピーエイジング20・30の株式比率は高すぎる気が・・・

 

投資の成果はアセットアロケーションが9割と言われていますので、株式や債券、

国別の比率を参考にするのは良いかもしれませんね

 

 

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ん~やはりホームカントリーバイアスがかかってるのか、株式は国内の

比率が非常に高く感じます・・・

 

そのホームカントリーバイアスに関しては、下記記事にて詳しく書きました

www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com

 

 

2.ハッピーエイジングの期待リターンとリスク

 

今回はターゲットイヤー型を数値で紐解いていくので、ハッピーエイジング

20~60の期待リターンとリスクを数値化したいと思います。

 

算出に当たっては、毎度お馴染みmyINDEXさんを利用させていただきます

『myINDEX 資産配分ツール』

 

変動幅は、2標準偏差(確率95.4%)で記載しました

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表だとイメージしにくいかもしれませんので、グラフにします

 

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投資の世界は、リスクから考えて入る必要があります。

 

日本では定年して退職金で投資を始める人が多いと伺いますが、上記グラフから

定年した60代の人がどれだけリスク&リターンを抑えた運用が推奨されてるかが

分かります。

 

金融機関が年齢を重ねるたびにリスクを下げるコンセプトの商品を

開発・販売しているにも関わらず、退職金を狙って販売手数料・信託報酬の高い

投資信託を売りつけてくるのですから、銀行窓口&営業人って本当に

恐ろしいです。

 

ターゲットイヤー型商品は信託報酬が高いから避けたほうが無難だと思ってますが、

投資初心者の人が一番気をつけないといけないリスク許容度という観点から見ると、

年齢の上昇に伴ってリスクを抑えた運用が必要だということが表現されております。

 

 

 リスク許容度に関して詳しくは、下記記事を参照願います

 

www.oyagakoniosieyou-fosterassets.com

 

 

 

ターゲットイヤー型商品から学ぶべきことはたくさん学んだので、

次回はこの手の初心者向け&年齢別向け金融商品がダメなのかを、数字を使って

紐解きたいと思います。

 

続きの記事は、明後日にUPする予定です

 

 

 

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